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DAISY BALLOON「MOBILE 孤立した僕達はどうして失われた共同体を求めてしまうのか。」インタビュー

 

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世界を舞台に活躍するバルーンアーティスト、細貝里枝。グラフィックデザイナー、アートディレクターである河田孝志。この二人から成るアーティストユニット、DAISY BALLOONは、ビョークへの衣装提供でも話題を呼んだバルーンドレスに代表される、緻密かつ大胆で想像力を喚起するような作品で多くの人々を魅了している。最新の展示に際し、ユニットでの役割から制作過程までを聞いた。

 

−−細貝さんは元々花屋さんからバルーンアーティストに転身されたんですよね。

細貝「はい。働いていた花屋がたまたまバルーンアートを扱っていたのが始まりです。花はずっと好きだったんですが、独立を考えた時に、花は枯れてしまうけど、バルーンは空気を入れなければ枯れない。在庫を持つのにいいなと(笑)」

——(笑)。バルーンを「枯れる」と表現されるように、花を愛でるようにバルーンを扱っているという印象です。

細貝「そうですね。でも花には敵わないです。命のあるものには及ばないけれど、その中でもどれだけ魅せられるかと常に考えています」

——河田さんはどうしてグラフィックの道に入られたんですか?

河田「小学校の頃から絵が好きで、その延長でファッション業界に入ったんですが、グラフィックに戻って仕事をしていて。ファッションとグラフィックを違う形で融合させたいと思っていたのですが、細貝と会って、バルーンの可能性を感じて2008年にDAISY BALLOONに加わりユニットとしてスタートしました」

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