カルロッタ「私たちもツアーで世界中をまわる日々だから、時々どこでパフォーマンスしたか?忘れてしまうことがあるの。だから、最近はちゃんと日記をつけて、覚えておくようにしているわ」
マーヤ「それはいいことですね。スペインで覚えているのは、お客さんが情熱的だったこと。特に女性の方々は積極的な印象でしたね」
アナ「私たちもかなり情熱的よ(笑)!」
マーヤ「詳しいことは解らないのですが、マドリードでは、ガレージ・ロックが盛り上がっているという話を耳にしていて。そこからハインズのようなバンドが登場するのって、僕にとっては自然なことなんじゃないかな?と思っていたので、周囲が珍しがって今取り上げるのには違和感があるのですが、実際はどうなの?」
カルロッタ「マドリードのインディ・ロックやガレージ・シーンってあるにはあるんだけど、盛り上がっているのはほんの一部だけ。一般的にはもっとポップな音のほうが人気だわ」
アナ「私たちが、たまたまそういう音楽が好きなだけで。地元での盛り上がりは、他の国に比べて少ないほうだと思う」
マーヤ「ところで、ザ・ライト・オンズってバンド知っている? 彼らもスペインのマドリードと言っていたので」
アデ「名前は聞いたことある。個人的な知り合いじゃないわね」
マーヤ「以前、彼らの日本ツアーのサポートをKING BROTHERSでやったことがあって。京都でライヴをやった時にヴォーカルが僕を担いでくれたんですよ。ステージ上で」
ハインズ全員「ワオ!」
カルロッタ「彼らとは友人なの?」
マーヤ (首を横に振る)
カルロッタ「何でなれなかったの?何かしでかした?」
マーヤ「バンドとして仲良くはなれたけど僕が英語を話せないので……個人では連絡先を交換出来なかったよ」
アナ「私たちは言葉なんてなくても友人になれるわ! ジェスチャーとか、絵文字で何とかなるじゃない? 早速、今日から友人ね!」