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リンダdada(N’夙川BOYS)「好きゃっと」Vol.4  ゲスト:坂本美雨  後編

—とはいえ、ただ好きというだけの内容ではないですよね。保護団体の活動を紹介するにしても、結婚というのもずっと共にいるっていうことであって、命を預かっている身としての心構えがある。

坂本「そう、結婚というのもクレイジーだって言われるけど、バックグラウンドにある気持ちとしては、ペットをお金で買えたり、簡単に捨てたりもできる世の中だけれども本当に家族になるということであって。それを人間に当てはめると結婚という制度だし、そうすることで家族として社会的に認められる行為だったら動物にもあっていいんじゃないかって気持ちからなんです。一緒に暮らすということは、通常は人間の方が猫より長生きだから、看取るまでの責任を持ちますってことですよね。今ペットが流行ってるみたいな感じではあるんですけど、そこまでの感覚というか覚悟はもしかしたら足りないのかなってところもあって。今は日本の法律も整備されてなくて動物を販売する業者に対してすごく緩いから、規制しないとどんどん数だけ増えるし、本当はペットショップ自体の数を減らさないともうしようがないんですよね」

nekosui

リンダdada「猫が大きくなったら値段が安くなってたりとか、それもかわいそう。ペットショップ自体がうちはシステム的に好きじゃないですけど」

坂本「ドイツみたいに法律でペットショップ自体が存在できないようになったら一番いいんですけどね」

リンダdada「そうしたら殺される猫とかも減るし」

坂本「小さい頃からそういう保健所とかシェルターでボランティアするっていうのが当たり前になったらいいなあって。動物と触れ合うのは楽しいし」

リンダdada「ほんまに。皆、動物を飼う時ってまずペットショップに行くってなってるじゃないですか。避妊とかとかワクチンとかちゃんとされてるイメージだし、多分保健所が怖いと思ってるから行きにくいんかなとか」

坂本「去年は5年に1回の法改正だったので、署名とか集めて、20時以降は販売できないようにして、夜中にやってたところは販売はできないようになったんです。でも販売はしてませんけどお店はやってますよとか、ペットグッズは売ってますよとか、規制をくぐり抜ける人はまたいますよね。でも殺処分自体は少しずつ減ってはいるし、去年の法改正が結構注目を浴びたから、今こそプッシュする時期だなと思ってて」

リンダdada「うちはペットをどう飼うかって真剣に考えてっていうより、そもそも自分の基盤の中に、命っていうのは絶対にあるんです」

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