―ところで、音楽学校ではどんなことを学んでいたんですか?
リサ「主にクラシック・ミュージックね」
ナオミ「もう10年以上も前よ」
リサ「ちなみに私はジャズと声楽も2、3年くらいやってたんだけど。そのあとイベイーがスタートして、そこから私達の冒険が始まったの」
―ちなみに、ふたりが覚えている一番最初の音楽の記憶は?
リサ「ベビーカーに乗って父親のコンサートを観てるところかな」
ナオミ「観客のなかで自分たちが一番若かったんだよね」
―ふたりで初めて音を出したときの記憶ってありますか?
リサ「憶えてないなあ。でもナオミが最初にカホンを演奏した時のことは記憶に残ってる。父親が亡くなった次の日のことで、そのときナオミが演奏してる姿の写真がたくさん残ってて」
―学校ではクラシックを学ばれていたということですが、たとえば思春期とかに初めて好きになった同時代の音楽っていったら、どんなものになりますか?
リサ「キューバの女性シンガーのアイデー・ミラネス。キューバの次世代のシンガーで、本当に素晴らしいの」
―いわゆるポップ・ミュージックには関心ってなかったですか?
リサ「彼女もれっきとしたポップ・ミュージックではあるけどね。キューバのポップ・ミュージックだけど。一番最初に好きになったジャズのアーティストでいったらニーナ・シモンかな」
―ヒップホップはどうですか?
ナオミ「私はヒップホップ大好き」
リサ「両親がヒップホップ好きだったから、その影響もあるよね」
ナオミ「エミネムとか、Jエレクトロニカとか、スヌープ・ドッグとか、本当にいろいろ」