猫が大好きというリンダdadaによる連載「好きゃっと」。猫目線で猫の魅力を伝えるこの連載の記念すべき初ゲストは坂本美雨。猫吸いとの異名をとる彼女とともに、愛すべき猫についてのトークを繰り広げました!
—坂本さんは猫にまつわるいろんな活動をされていますが、先日は猫新聞(「The Cat’s Whiskers vol.0」)を作られたんですよね。
坂本「はい、持ってきました」
リンダdada「かわいい! 01じゃなくて00なんですね」
—これはどういう経緯で作られたんですか?
坂本「元々、猫を飼っている独身の友達4人くらいで猫親戚というのをやっていたんです。独身だと留守もするし、お互い何かあった時に相談できる相手というのが必要なので、出張の時などに預け合っていたらなんとなく猫親戚と呼ぶようになって。お互いの猫が育っていく様子もずっと見ていたし、へんちゃんというこの表紙の絵のモデルになった猫がガンで亡くなってしまったんですが、飼い主である編集長の石井芳征さん(KANZAN)がへんちゃんを看取るまでというのも一緒に乗り越えていたというのもあって、すごく絆が強くて。その絆は人間同士のものですが、元は猫がつないでくれたものですよね。
それで、メンバー皆が本当に猫好きなんだけど方向性や表現の仕方がちょっとずつ違ったりして面白いし、せっかくアートや音楽業界にいるからアーティスティックに猫に関するものを作ろうよということで活動を始めたんです。猫親戚のメグちゃん(太田メグ)がSUNDAY ISSUE(http://www.sunday-issue.com)のディレクターをやっているので、空間もあるしアーティストの繋がりもあるからまずは展覧会をやろうということで『Cat’s ISSUE』という展覧会を開きました。日本には猫にまつわる慣用句が沢山あるので、それをアーティストに刺繍作品だったりコラージュで描いてもらったりに色々表現してもらって。猫が出てくる本も沢山あるので、その本のしおりのようなものを作ってもらったり、ライブで猫に関わる曲を歌ったり。(新聞を見せながら)これが展示作品です」