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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.11 Toro Y Moi × オカモトショウ

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OKAMOTO’Sのメンバーが友人はもちろん、憧れのアーティストなどをゲストに迎える対談企画第11弾は、初の海外ゲストが登場。ショウが制作にあたって影響を受けたというトロ・イ・モワを迎え、濃密な対談を果たした。

 

ショウ「はじめまして。俺はバンドでボーカルをやっているショウといいます。あなたの音楽の大ファンなので、お会いできてすごくうれしいです」
トロ・イ・モワ(以下、T)「こちらこそ。バンド名はなんていうの?」
ショウ「OKAMOTO’Sです。“オカモト”というのは日本の苗字、たとえるとラモーンズの“ラモーン”の様な感じ(笑)」
T「なるほど。いいね(笑)」
ショウ「OKAMOTO’Sはメンバー全員がザ・ローリング・ストーンズやザ・フーのようなロックバンドが大好きで、最初は彼らのようになりたかった。あとは、ザ・ドアーズやMC5やザ・ストゥージズもそう。昔のロックに影響を受けてバンドを始めました」
T「ロックンロールだね」
ショウ「そう。でも、今はロックだけではなくさまざまな音楽に夢中になって。様々な要素を取り入れつつ、今の時代に鳴らすべきオリジナルの音楽を作りたいと思っています」
T「すごくいいね」
ショウ「あなたはどうですか? 最初に夢中になった憧れの存在はいました? それとも最初からオリジナルな音楽を作ろうとしてた?」
T「音楽を始めたときは自分の好きなアーティストのコピーばかりしてたね。コピーって悪いことじゃないと思うんだ。それは執筆にしろ、ビジュアルアートにしたってそう。何かを始めるきっかけはコピーでいいと思う。僕もそれこそラモーンズやセックス・ピストルズ、ウィーザーやピクシーズをコピーしてたよ。僕と今ライヴを一緒にやってるバンドのベーシストは14歳のときからずっと一緒にプレイしてるんだ」
ショウ「すごいですね!」
T「そこから発展していって、だんだんアンダーグラウンドミュージックが好きになって、たとえばアット・ザ・ドライヴインのようなメインストリームではない音楽にハマっていったんだ。ブライド・アイズとかね。そうやっていろんな音楽に影響されていくうちに、オリジナリティのあるユニークなサウンドが自然と出てくるようになったんだと思う。5人編成のバンドでプレイしようが、アコースティクギターやピアノで曲を作ろうが、みんながそれぞれ自分だけの何かを持ってると思うし、それが結果的に音楽ににじみ出ると僕は思ってる。すぐには出てこないかもしれないけど、だんだん表に出てくると思うよ」
ショウ「あなたの音楽にはすごくオリジナリティを感じていて。それが素晴らしいと思います」
T「ありがとう」
ショウ「最初はコピーから始まったんですね。OKAMOTO’Sのメンバーも中学生からずっと一緒にバンドをやっていて、あなたとベーシストと同じような関係を築いています」
T「そうなんだね。誰かと一緒に変化するのがベターだと思う。特に友だちと変化できたらいいよね。友だちと一緒にステージに立てるのってすごくうれしいじゃない? ツアーのときだけに雇われたバンドではなくて、学生時代から一緒の友だちと演奏できるのって最高だよね」
ショウ「本当にそう思う」

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