ヘアメイク/ボディペイントで名を馳せる松橋亜紀のもと、日本の伝統文化を世界へ発信するべく集まった若杉叡弘(書道家/アーティスト)、幸染(日本舞踊家/アーティスト)、柴田裕美子(衣装デザイン)、明田光彦(フォトグラファー)、立山功(スタイリスト)、金田仁見(ヘアー)、雪(炎舞者)、Sea-la(モデル)が集まり結成された「TATSUNO OTOSHIGO」。その作品と成り立ちを紹介するインタビュー後編。
ー2回目の撮影はどこでやったんですか?
明田「三浦半島です」
松橋「2回目の時が、幸染ちゃんとMAAYAの撮影で。この2人が初めて会った気がしないってくらいビビっときてたんです」
若杉「渋谷のハチ公前で待ち合わせしたんだけど、2人とも」
幸染「この人だ!ってね(笑)」
若杉「すごい不思議なご縁でね。『あなたでしょ!』みたいな」
幸染「『お会いしてますよね?』みたいな」
若杉「『前世でね』って(笑)。すごく自然に馴染んで。ほかのスタッフの方も皆さんすごく包容力がある方たちなので。でも、僕はあの時全身白塗りだったので、外で死ぬほど寒い思いをしました」
立山「雨の後で……」
明田「風も強かったんだよね」
若杉「だからそういう意味では恐ろしいかったです。ドラァグクィーンの格好をしてハイヒールを履いて岩場って、危ないじゃないですか。で、僕、あの時実は怪我してるんですよ」
ーえぇっ!