ーーこれまでよりもスケールの大きな作品だと感じる部分もあって。
OK「今のSuchmosは、横浜スタジアムでライヴするって事を一つの目標に立ててるんですよね。活動を進める中で、広い会場でやりたいっていう欲がどこかで芽生えてきてるし、その為に広がりのある楽曲を求めてるんで、そういうアプローチになったのかなって」
KCEE「キャパシティの広い音楽になってるよね」
TAIHEI「『THE BAY』はひたすら引き算の音楽だったけど、今回は引き算をしつつ、そこに音楽的な足し算も出来るようになったと思いますね。それによって曲が壮大になったと思うし、世界観も広がったと思う」
OK「ビート・ミュージックっていう骨格は守りながらも、上モノで広がりをどう出すかも、今回は考えたよね」
TAIHEI「Suchmosは鍵盤、DJ、ギターって上モノが多いけど、その三人が自分たちの立ち位置を守りながら、どうゴチャッとならずに聴かせるかの方程式が、今回で見えた部分があるので、これからは、その部分ももっと進めて行ければなって」
ーー今回の初回盤には、前述のWWWでのライヴ映像が同梱されるけど、いまの話にあった通り、やはりSuchmosにとってライヴは重要な要素だと。
YONCE「そうですね。全国47都道府県の一部にしか行けてないんで、行けてない地域の人にも、Suchmosはこういうライヴをしてますって部分を、DVDで見て欲しいですね」
ーー最後に、これからのSuchmosの進む道を教えて下さい。
HSU「『○○っぽい』とか、『何々ってジャンル』で表現されないような存在になりたいですね。それよりも『Suchmosっぽい』って言葉が出来るようになれば嬉しいなと」
ーー例えば、サザンっぽいと言えばサザン・サウンドが浮かぶような、そういうイメージを持たせられる存在というか。
OK「そうですね。それから、俺らのサウンドやアプローチを、日本の一つのスタンダードとして成立させたいですね。その意味でも、ポップ・スターであり、同時にオリジナルな存在になっていければなって。そう思ってますね」
プレゼント:Suchmosサイン入りチェキを1名様にプレゼントします。空メールを送信するとプレゼントに応募できます。(←クリック)ご応募お待ちしております。 後日当選された方にはいただいたメールアドレス宛にNeoL編集部よりご連絡させていただきます。
撮影 依田純子/photo Junko Yoda
取材・文 高木”JET”晋一郎/interview & text Shinichiro “JET” Takagi
企画・編集 桑原亮子/edit Ryoko Kuwahara
Suchmos
『LOVE&VICE』
発売中
(SPACE SHOWER MUSIC)
http://www.amazon.co.jp/LOVE-VICE-初回限定盤-Suchmos/dp/B019A00668
https://itunes.apple.com/jp/album/love-vice-ep/id1069826564
Suchmos
2013年1月結成。YONCE(Vo)HSU(Ba)OK(Dr)TAIKING(Gt)KCEE(Dj)TAIHEI(Key)の6人グループ。
FUJI ROCK FESTIVAL ’14「ROOKIE A GO-GO」2日目のトリを務め注目を集める。ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップからの影響をバンドに落としこみ、クールでモダンな高い演奏技術で支持を集め、2015年4月にはデビューE.P.「ESSENCE」がタワレコメン に、2015年7月には1st Full Album「THE BAY」をリリースしロングヒット中。音源だけではない彼らのパフォーマンスは、一気に音楽LOVERの心をとらえ、出演するLIVEは常に チケットはSOLD OUTに。今最もチケットが取れない若手バンドと話題になっている。彼らは固まったジャンルをやろうとしているわけではない。あくまで“よい音楽”を追求している。