——あの映画はクラシックが劇伴に使われてるけど。
TAIHEI「それもあってクラシックもよく聴いてたし、映画自体も未だに好きですね。小学校高学年の時はサザンとかも聴いてました。Suchmosのメンバーに出会ったのは、さっきも話に出たように、音大に入って、バスケ部に入部したら、その先輩にHSUがいて」
HSU「飲み会で、全裸でこいつの顔面に乗っかったりしてました」
TAIHEI「僕は出身が富山なんですけど、そういう洗礼をHSUから真っ先に受けたんで、『東京は怖い街だ……』って」
——東京はそんな街じゃないよ!ではYONCEくんは?
YONCE「俺は親戚のおじさんが隣に住んでて、その人がロック馬鹿一代!みたいな人だったんですよ。とにかく音楽が好きで、自分の好きな曲をかけたい、聴かせたいが為に、バーを始めちゃうような人で。そのおじさんが、毎月『今月はこれを聴け!』みたいな感じで、音源をくれるんですよね」
——「ディアゴスティーニ」的な感じで。
OK「『月刊おじさん』だ(笑)」
YONCE「そうそう(笑)。かなり多岐に渡る音楽を教えてくれて、クラプトンからストーンズ、ニルヴァーナ、ソウルやディスコ……っていろんな音楽を教わりましたね。それから、姉貴がTLCとかを歌ってて、それを自分でも真似して歌ってたりして、歌うことが好きでしたね。それもあって高校の軽音楽部でバンドを組んで、ヴォーカルを始めて。そこで『俺の歌って、格好いい……』と気づいて、その頃に出来た自信のまま、今もヴォーカルやってます(笑)」
TAIKING「そういう(自信満々な)感じだったっけ?(笑)」
OK「YONCEは歌のパラメーターだけとにかくスゴいんだけど……」
YONCE「他はなんにも出来ないっす。学校も辞めちゃって(笑)」
HSU「湘南の人だからのんびりしてるよね(笑)」
OK「僕は、空手道場で一緒だったTAIKINGにドラム教えてもらったのが最初ですね」
TAIKING「空手有段者が三人いるんですよ、Suchmosは」