荒木経惟氏の本年最初の個展となる「淫冬IMTOU」が開催。
昨夏の「淫夏」同様、 インスタントフィルム作品を中心に多彩なシリーズで構成される。
西ノ空
2015年の個展「往生写集」の際の近作「東ノ空」は、ここ数年 毎早朝にバルコニーから撮影されたもの。
本展では、「西ノ空」がフィーチャーされます。 透き通る青空が、宵に向かうにつれ紅く染まっていく様を、ポラロイドフィルムで撮影。 陽の昇る「生」を象徴する東ノ空とは対照的ともいえる 「彼岸」を想わせる暮れなずむ夕日は、切なく哀愁深い情景を描きだす。
キンバク・エクスタシー
80年代に、作家自身によりプリントされた貴重な作品。 フランスの写真雑誌の特集のために制作されたもの。 当時のレイアウトプランや手書き原稿等も紹介されている。
上記以外にも、「‘時’記」(荒木氏による。日記よりスパンが短い)のように撮影された 現在進行形の作品が多数展示される。
©Nobuyoshi Araki
荒木経惟「淫冬」
NOBUYOSHI ARAKI IMTOU
会期: 2016. 2. 3. – 4. 30 13:00 – 19:00
OPEN 木曜~日曜+祝日+2/3[月曜~水曜は休館いたします]
会場: AM 東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301 03-5778-3913