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『ロパートキナ 孤高の白鳥』ウリヤーナ・ロパートキナ インタビュー

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「自分の映像を見るといつも修正点を探してしまう」

 

——華やかなバレエの世界の裏側に観客の視点をいざなってくれる本作。どのような経緯で企画が実現したのでしょう。

ロパートキナ「多くの人々がこの映画を実現するために、動いてくれましたが、先導を切ったのは、古典美術とロシアバレエを愛する、フランスに住むロシア人女性でした。彼女がマレーネ・イヨネスコ監督や撮影資金の調達に協力してくれた方々に掛け合ってくれたおかげで、今回の企画が形を帯びてきたのです」

——稽古場での練習風景も圧巻でした。ロパートキナさんにとってカメラの存在がプレッシャーになったりするようなことはありませんでしたか。

ロパートキナ 「正直に言うと、ちょっとプレッシャーでしたね(笑)。練習している私の背後からカメラが向けられると、何か自分のあまり美しくないポーズなどを撮られてしまうのではないかと気になってしまって。稽古場では常に集中していたいので、練習風景を撮影されることはあまり好きではないですね」

——なるほど、あの貴重な映像はそういった葛藤の中で撮られたものだったのですね。映画の中に収められたご自分の姿やバレエに対する発言などをご覧になって、改めて気づかされたことはありましたか。

ロパートキナ 「言葉にするのが難しいのですが……ミスを修正することや、踊りをより良いものにするために、映像を分析することはプロとして必要なことだということですね」

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