「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」メインヴィジュアル
『MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事』が、六本木・国立新美術館で2016年3月16日より開催される。
常に次の時代を見据えながら、新しい服づくりの方法論と可能性を示してきた三宅。衣服は時代と共に移ろう「ファッション」として存在するのではなく、私たちの生活と密接に結びつく「デザイン」であるという思想のもと、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を生み出し続けてきた。
同展は、約45年間にわたる三宅の仕事を紹介するこれまでで最大規模の展覧会。
初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅の考え方やデザインのアプローチを明らかにしていく。
ISSEY MIYAKE《フライング・ソーサー Spring/Summer 1994》1993年 撮影:宇土浩二
会場は、三宅の原点ともいえる1970年代の服を展示する「ルームA」、身体に焦点を合わせた「ボディ」のシリーズを展示する「ルームB」、生地を服の形に裁断縫製してからプリーツ加工を行う「製品プリーツ」という独自技法を用いたプリーツなど、革新的な服づくりの方法を複数のテーマで紹介する「ルームC」の3つで構成される。「ルームA」と「ルームB」の空間デザインは、デザイナーの吉岡徳仁が、「ルームC」の会場と展覧会ビジュアルデザインはグラフィックデザイナーの佐藤卓が担当。さらに、本展のために写真家・岩崎寛が撮影した写真を収録した展覧会図録も出版される予定。
132 5. ISSEY MIYAKE《スクエア・ウール Vol. 4》2015年 撮影:岩崎寛
『MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事』
2016年3月16日(水)~6月13日(月)
会場:東京都 六本木 国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜(5月3日は開館)
料金:一般1,300円 大学生800円
※高校生および18歳未満(学生証または年齢のわかるものが必要)、障害者手帳をご持参の方(付添者1名を含む)は入場無料