独特のテキスタイルが幅広い世代に支持され、日本にも根強いファンを持つ北欧のファッションブランド『マリメッコ』。その創業者であるアルミ・ラティアのパワフルな人生を描いた『ファブリックの女王』が、2016年5月よりヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国で順次公開される。
1951年、戦後間もないフィンランドで、高い理想を持って『マリメッコ』を立ち上げ、瞬く間に世界的なブランドへと押し上げた女性、アルミ・ラティア。ファブリックのデザインにとどまらず、人々の幸せな未来のために、ライフスタイルをも変えようとしたアルミの「何をも恐れない」パワフルで波瀾万丈な人生を、彩り鮮やかに描いた本作。監督を務めたヨールン・ドンネルは、ベルイマン監督作『ファニーとアレクサンドル』のプロデューサーとしてフィンランド人で唯一のオスカー賞を受賞した人物であると同時に、初期マリメッコの役員でもあり、アルミを描くにはまさに最高の人物だと言えそう。
また、創業65周年を迎える2016年は、1月より全国巡回する国内初の大規模展覧会『マリメッコ展—デザイン、ファブリック、ライフスタイル 布からはじまる北欧のくらし』(※)が開催される予定など、ブランドの原点を振り返るのにふさわしい年となっている。2016年は私たちの愛すべき『マリメッコ』に注目したい!
※ 2016/1/23~3/27 高知県立美術館、4/23~7/11 島根県立石見美術館 等にて開催予定
『ファブリックの女王』
2016年5月より ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国順次公開予定
監督:ヨールン・ドンネル
主演:ミンナ・ハープキュラ
2015 年/フィンランド/フィンランド語/カラー/85 分 原題:Armi elää! /英題:Armi Alive!
協賛:Marimekko
後援:フィンランド大使館
提供・配給:パンドラ + kinologue
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