――お話を聞くかぎり、ダンジーはナードな女の子でもあると(笑)。そして、かつてはニューヨークのオープニング・セレモニーで働いていたこともあるとうかがっていますが、コンピューター・マジックのスタイリングもご自分でやられているとか?
ダンジー「撮影ではスタイリストがつくこともあるけど、衣装もそうだし、アルバムのアートワークも自分で考えるのが好きなの」
川上「日本では、撮影にスタイリストさんがつくことが多いんですけど、僕たちはインディーズ時代から自分たちでやってきて、ステージ衣装はもちろん自前なんですけど、自分で服を選ぶのも好きだし、ステージ衣装選びは勉強にもなるし」
ダンジー「それになにより楽しいよね!」
――ダンジーはファッションもそれこそ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか(80年代の名作青春映画)『ブレックファスト・クラブ』といった映画のスタイリングを参考にしているとか。
ダンジー「そうそう。ちなみに「Be Fair」という曲のミュージック・ビデオでは最後のシーンで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに乗ってるしね(笑)。すごいクールだと思ったんだけど、その車はマニュアル車だったの。監督から『マニュアル車は運転出来る?』って訊かれて、『ノー!』って答えたら、『じゃあ、別の人に運転してもらうから、車から出て』って言われちゃった! だから、ビデオの最後で車が走るシーンでは違う人が運転してるの。私は夢の車から追い出されちゃったというわけ(笑)。乗りたかったなー!」
川上「僕もデロリアンに乗りたい!というか買いたい!(笑)。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といえば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 2』で描かれていた未来が2015年でしたよね」
ダンジー「ホバーボードはどこ?(笑)」
川上「それこそ、ダンジーがCMソングを務めたレクサスがホバーボードを発表したんですよ! それから自動で靴紐を結ぶスニーカーはナイキが開発して、来年発売するらしいですよ!」