ドイツの歴史認識を変えたとされるアウシュヴィッツ裁判までの勇気ある検事の実話を描いた、映画『顔のないヒトラーたち』が公開。
1958年のドイツ・フランクフルト。戦後10数年を経て、西ドイツではほとんどの人々が戦争の記憶、自分たちが犯した罪を忘れ去ろうとしていた。そんなとき、アウシュヴィッツ強制収容所で親衛隊員だった男が規則に反して教師をしていることが判明。駆け出しの検察官・ヨハンは、上司の引き止めにも耳をかさず、ジャーナリストのグニルカ、強制収容所を生き延びたユダヤ人のシモンとともに調査を開始。収容所の生存者の証言や実証をもとに、ナチスが犯した罪を明らかにしていく――。
決して忘れてはいけない事実と、真相を追い求めた若き検事の勇気を描く本作。監督を務めたのは、ドイツ在住のイタリア人で、俳優としても活躍するジュリオ・リッチャレッリ。本作が初監督作品であり、自らで脚本も手がけた。公開は、10月3日から。
顔のないヒトラーたち
監督・脚本:ジュリオ・リッチャレッリ
出演:アレクサンダー・フェーリング、フリーデリーケ・ベヒト、アンドレ・シマンスキ
(2014年/ドイツ)
10月3日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町・新宿武蔵野館(モーニング&レイトショー)ほか、全国順次ロードショー(PG−12)
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