橋本治の名著『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』復刊を記念したイベントが、2015年9月23日(水)、下北沢の本屋B&Bにて開催される。
『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』は、1970年代末、人気を極めながらもそれまであまり語られてこなかった「少女マンガ」を論じた画期的・マンガ評論集。前篇は、萩尾望都や山岸凉子など4人の少女マンガ家の世界を、超絶技巧の「橋本節」で繊細かつ華麗に読みとき、後篇は、「オトメチックマンガ」の陸奥A子、「孤高のギャグマンガ」の土田よしこ、少年マンガの吾妻ひでおや江口寿史も巻き込んで、「ハッピィエンドの女王」大島弓子論へと辿りつく。
今回B&Bで開催されるイベントは、マンガ評論家のヤマダトモコと、お菓子研究家の福田里香がゲストとして出演する。タイトルの「ハッピィエンドの向う側に待っている“最高に素晴らしい何か”」とは、本書を締めくくる橋本治の文章からの引用だ。
切なさと愛に満ちた、すべての少女マンガ読者必聴のトークは、1970年代末に橋本治が論じた少女マンガ論を、2015年のいま、引き継ぎ語る内容となる予定。
シルバーウィーク最終日の夜は、少女マンガトークを楽しみたい。
タイトル:
ヤマダトモコ×福田里香「ハッピィエンドの向う側に待っている“最高に素晴らしい何か”」橋本治『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』復刊記念
日時:2015年9月23日(水)19:00〜21:00 (18:30開場)
場所:本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料:1500yen+500yen/1drink
予約フォーム:http://bookandbeer.com/event/20150923_kinpiragobou/