昨秋、全米でスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』がついに日本公開を迎える。本作はビル・マーレイ演じる主人公ヴィンセントが少年オリバーと最高のパートナーシップを築いていくヒューマン・コメディ。この映画でひときわ注目を集めているのが、マーレイと堂々と渡り合ったジェイデン・リーベラーの存在だ。
その小さなジェントルマンは、出逢った瞬間に向こうから「ハロー」と語りかけ、ちょっとはにかみながら握手に応じてくれた。まだ身体は小さいけれど、ギュッと握りしめたその手のひらはとても温かくて、彼のハートのありようを物語っているかのようだった。会うと誰もが笑顔になり、温かな気持ちにさせてくれる。そんな逸材、リーベラーに映画のこと、将来のこと、そしてビル・マーレイのことなど様々なお話をうかがいました。
———お会いできて光栄です。長旅と取材続きで疲れてませんか?
ジェイデン「はい、大丈夫です」
———日本は初めてと聞きましたが、どこか行ってみたいスポットはありますか?
ジェイデン「特にはないんですが……いろんなところを歩いてみたいです」
———歩く?
ジェイデン「はい、東京のビルディングがとても美しくって。自分の足で歩いてどんな街なのか見て回りたいと思ってます」