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ハドソン・モホーク『ランタン』インタビュー/Hudson Mohawke『Lantern』 Interview

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去る6月に、6年ぶりの新作となる2ndアルバム『ランタン』をリリースしたハドソン・モホーク。14歳で英国のDJ技術を競う英国のDMCでファイナリストとになった彼は、10代のころから英グラスゴーのアンダーグラウンド・シーンで注目を集めたプロデューサー/DJだ。簡単にキャリアを振り返ると、05年にデビュー・アルバム『Butter』をWarp Recordsからリリース、12年にはカニエ・ウェストらともコラボを開始し、彼のレーベルGOOD Musicと契約したほか『イーザス』(13年)などにプロデューサーとして制作参加。他にドレイクやPusshaT作品もプロデュースし、今やアメリカでもその名前と実力広く知られてる。

 そんな彼の2ndアルバム『ランタン』は、彼らしい尖ったビートやサンプリングを駆使した曲と、ヴォーカルが参加しメロディー・メイカーとしての側面に驚かされる曲とが、交互に並んだ1枚になった。ヴォーカリストとして参加したアントニー・ヘガティやミゲル、ジェネイ・アイコらの心ふるわせる歌声とも相まって、ハドソン・モホークがいかに多面的で才能豊かなプロデューサーかを改めて実感させる1枚になった。

 久々の来日となるフジ・ロックでは、バキバキのビート・メイカーぶりを前面に出しホワイト・ステージに集まった観衆を踊らせたハドソン。現在29歳の彼があの日の午後、答えてくれたインタビューをお届けしよう。穏やかで知性的、素直でありつつ洞察力を感じさせるその口調と言葉からは、音楽的にもキャリア的にも今後さらに彼が先へと羽ばたいていくであろうことを確信した。

ーー日本の夏は、暑くて驚いたんじゃないですか?

ハドソン「うん、えっと、スキーリゾートだと思っていたから、やっぱり雪が降ってるのを想像していて(笑)。ノー、でもスーパーナイスだよ(笑)」

ーーよかった。私、あなたの新作『ランタン』がすごく好きで。

ハドソン「ありがとう! ありがとうありがとうありがとう」

ーー初来日の時からあなたのDJを見に行ってたんですけど、その時期とは全く違う印象の、成長を感じさせるアルバムだったんですね。今回は、どういうことを考えて作り始めたんですか?

ハドソン「そうだな、多くの人に『2ndアルバムのほうが、1stアルバムを作るよりずっと難しい』って言われてたんだよ。でも実際のところ、このアルバムのほうが僕は作るのがずっと簡単に感じたんだ。なぜなら、気づいたんだ……自分はけっこうラッキーな境遇にいるんだ、って。つまり、僕は幅広い音楽が作りたいんだけど、それを聴いた人が(ネガティヴな口調で)『これはファックだ』とか『どうしてこういう作品を?』みたいな感じにならず、みんな総じて、僕の作ったものをちゃんと聴いてくれる。そういう状況って、とても幸運なことだよね。だけど……そうだな、最初のアルバムは、僕にとっては最初のレコードでもあるから、僕のハード・ドライヴにそれまで何年間もあった素材を一つにまとめればよかった。それって僕の視点でいうと、アルバムってものではないんだよね。むしろ、ミックステープ的というか。一方でこの『ランタン』のプロジェクトはもっと、全体像を持ったアルバムにしようと考えていたんだ」

– Were you surprised at this heat?

“Yeah. I wasn’t expecting because I saw it was the ski resort. So I thought it could be snowing. (laughs) No, it’s super nice.”

– Good. Thanks so much for making time for this interview today. 

“No problem.”

 

– I liked your new album “Lantern” so much.

“Thank you!”

– I’ve been checking your DJ performance since you came to Japan for the first time. 

“Oh, Okay.”

 

– But from the record, I could see how much you’ve grown up and improved since then. What was on your mind when you were making the album?

“A lot of people say that the second album is more difficult to make than the first album. But actually I find this album was easier to make because I realized that, you know, I find myself in quite lucky situation where I can make a variety of stuff. People won’t be like “What the fuck is this!? Why are you making this?” People would generally listen to it. I feel very fortunate to be in that situation. But eh, you know, for the first album, it was very much like, because it was the first record, it was like I just take bunch of shit that I had on my hard drive for like a couple of years, and just throw all together. For my own point of view, I didn’t really think of it as an album. It’s like a mix tape. But Lantern project is more considered as a full album, you know. ”

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