イラストレーターの黒田潔による新作シリーズ『Water』の個展が、7月31日から東京・恵比寿のPOSTで開催される。
1975年生まれの黒田は、イラストレーター、アートディレクターとして広告や雑誌のアートワークを手掛けるほか、植物や昆虫などをモノクロの線で表現した作品を発表しているアーティスト。2012年に小説家の古川日出男との共著『舗装道路の消えた世界』を発表するなど、作品集も刊行している。
黒田が新作シリーズに選んだのは、かたちを持たない水というモチーフ。本展では、水の流れや泡、水滴や水の中の生物など「水」から派生するモチーフをモノクロのドローイングで描いた作品約40点が展示される予定だ。「グラスに注がれた水」や「水をかけられたペット」「水面から顔を出す北極グマ」などのシーンを表現し、「かたちを持たない水というモチーフを白黒のシンプルなタッチで描くことで、かたちの捉え方や線の変化など新しい発見と進化が生まれました」とコメントを寄せている。
また、会場では同展にあわせて制作された作品集『Water』の販売も行われるほか、山田遊(method)をゲストに招いたトークイベントも開催される。さらに、開催を記念して同名の作品集の出版も決定。
黒田潔
『Water』
2015年7月31日(金)~8月16日(日)
会場:東京都 恵比寿 POST
時間:12:00~20:00
休廊日:月曜
料金:無料
オープニングレセプション
2015年7月31日(金)19:00~21:00
会場:東京都 恵比寿 POST
トークイベント
2015年8月7日(金)19:00~20:30
会場:東京都 恵比寿 POST
ゲスト:山田遊(method)
※要予約