「パンがうれしくなる仲間たち」を探しに、生まれてはじめてやってきたフランス。身寄りがなく語学力も0(ゼロ)だったわたしが、気付けば9か月、たくさんの出会いと健康に恵まれて、想定外にフランスを満喫しながら生きています。郷に入って郷に従いつつフランスをカスタマイズして快適に生きている、そんな裏ワザ10のことをこっそりご紹介します。
一番重要なこと
それは、フランンスに来た目的、やりたいことをとにかくたくさんの人に話すこと。
そうすることで、フランスの地に立っている自分をフランス人はそのテーマ(目的)に重ね合わせて見てくれくれるようになり、フランスでの新しい自分像が作られていきます。
そうやって自分の輪郭がよりはっきりしてくると、応援してくれるようになります。
人や土地を紹介してくれたり、いろんなところに招待してくれたりします。
そうされることで、
「この恩を返すためにも目的を果たさなきゃ」
という責任感も強くなります。
言葉もできず、知人も誰もいないフランスに一人でやってきて、
いろんな出会いに恵まれたのはこれがあったから。
確信を持って言えます。
こちらがだまっていても、
初対面のフランス人100%に聞かれます。
「何をしにフランスに来たのか」って。
おまわりさんでも、商店の店主、カフェのギャルソン、SUBWAYの店員さん、街の清掃員さん・・・
みんな聞いてきます。
そんなときは「学生です」「ワーホリです」にプラスして出し惜しみしないで自身の目的を伝えてください。
もっと道が開けると思います。
今、わたしがここにいるのは、このおかげ。
これからも。
<プロフィール>
平居和恵(ひらい かずえ)
奈良県出身
芸能事務所、IT関連、食品メーカー広報などに在籍。パンが好きがゆえに、2014年8月会社、住まい、日本を飛び出しパンとマリアージュする “魅材・逸材・輝材” を探すためフランスに渡る。