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『フランスで快適に生きる裏ワザ10のこと』〜その4、街を歩く。迷うまで。〜

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「パンがうれしくなる仲間たち」を探しに、生まれてはじめてやってきたフランス。身寄りがなく語学力も0(ゼロ)だったわたしが、気付けば9か月、たくさんの出会いと健康に恵まれて、想定外にフランスを満喫しながら生きています。郷に入って郷に従いつつフランスをカスタマイズして快適に生きている、そんな裏ワザ10のことをこっそりご紹介します。

住んでいる街を、お天気のいい日にお散歩でたくさん歩くことをおすすめします。
“たくさん” ってどのくらいかというと、道に迷って「やばい!」って少し恐くなるくらい。


なぜ迷うのがいいかというと、そこで街の景色を必死に見ることによって、頭と身体と心に街がインプットされるから。
二度目に通ると、懐かしささえ覚えます。
より早く街の住人になれた気になれます。


毎回微妙にルートを変えると、毎回迷子になれて、迷子になることに慣れて、気付けば街に
慣れています。
※本気で迷ったり、怪しい地域にさしかかったら必ずgoogle マップを起動さてください
迷うコツは、がんばらずに「楽(らく)しよう」と思って近道そうな道を選ぶことです。
フランスはパリの街の放射状に見られるように、斜めクロスの道が多いので、
近道そうなほど、そうは問屋が卸さないとばかりにあさっての方向に連れて行ってくれるの
で、ほぼ迷えます。


そもそも建物の高さや様式がみな似ているので余裕です。迷うのは。
なにより、迷うとうれしい出会いがあります。
わたしは、
フランスに来て一番だと思えるブーランジェリーに出会えました。
誰も来ない秘密の絶景スポットも見つけました。
地元すぎて観光客が来ない、すごくかわいい瓶専門店に出会えました。
そういったガイドマップに載っていないところに多く巡り会えます。
これらはサプライズの贈り物のように思えます。


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友人達が来た時には、見つけた経緯の解説付きで“裏ガイド”するととてもよろこばれます。
健康にもいいし、なにより歩いたあとのアペロもとってもおいしいですしね。



<プロフィール>
平居和恵(ひらい かずえ)
奈良県出身
芸能事務所、IT関連、食品メーカー広報などに在籍。パンが好きがゆえに、2014年8月会社、住まい、日本を飛び出しパンとマリアージュする “魅材・逸材・輝材” を探すためフランスに渡る。

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