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「こどものきもち」vol.4 UCARY(UCARY & THE VALENTINE)/Maa 

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——UCARYちゃんもMaaちゃんもなりたいものになれて嬉しい? 

UCARY「もっとやりたいことがあるから、まだなりたかったものになれてるとは言えないかな。でもちょっとずつ近づいてきてると思うから嬉しいよ」

Maa「私は始めたのが遅かったから、まだいろいろな経験をしたいという段階。昔はフレンチのシェフに憧れて、厳しい修行時代も経験したし、厨房にずっと立って料理をしてて。それが料理番組に出させてもらったり、調理場で料理をする以外に何か新しいことができるんだって気付いて。最近はイベントを開くのもすごく楽しい。小さい頃は食べることが何より好きだったけど、今は自分が作った物を美味しいって言ってもらう方が嬉しい。食べるより食べてもらうことが好き。“美味しい!”って言ってもらえると、すごく幸せ」

——エイミもMaaちゃんのクマビスケット好き。

Maa「ありがとう! お菓子は完全に独学なの。クマビスケットも最初は可愛いアイシングをしたかったけど、絵が下手だから難しい。ナッツも普通に付けるつもりだったけど、それだと落ちてしまう。だったら持たせてみようとか、これはできないからこうしようってどんどんシンプルにしていったらああなって。ただ可愛い物はすごく好きだから、こうやったら可愛くなるんじゃないかなっていうことは常に考えてるよ」

UCARY「考えたり想像するのって大切ですよね。Maaちゃんも私も、親が『こうじゃなきゃいけない』って決めつけをしないで、人に迷惑をかけたりしない限りは自由に考えたり、行動させてくれてたのがすごく今の自分に影響してる気がします」

Maa「うん。お互い、親がやっていたことや好きだったことを自然と吸収して、自分がなりたいことに繋がってる」

——子どもと大人どっちが楽しい?

UCARY「大人! 好きなことをできるから楽しいよ」

Maa「私もかな。エイミちゃんは?」

——エイミは子どもがいい。

UCARY「どうして?」

ーーうーん……大人は働かなきゃいけないから大変そう。

UCARY「(笑)。でも好きなことを仕事にしたら、いつでも好きなことができるんだよ。学校も行かなくていいし」

Maa「学校が好きとか嫌いすら考えたことないくらいぼーっとしてた(笑)」

——学校、好きだもん。勉強も好き。

UCARY「それは一番いいね(笑)。でももし嫌いになった時に、学校以外にも楽しい場所があるってことを知っておくのは大切だから覚えておいてね」

Maa「うん、そうだね」

 

 

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後日当選された方にはいただいたメールアドレス宛にNeoL編集部よりご連絡させていただきます。

 

 

撮影 吉場正和/photo Masakazu Yoshiba

文 桑原亮子+小野寺悦子/text Ryoko Kuwahara+Etsuko Onodera

動画 工藤渉 /movie Wtaru Kudo

 

UCARY(UCARY & THE VALENTINE)

ミュージシャン。兵庫県宝塚市出身。2011年に解散した“THE DIM”(神戸を中心に活動)の中心的メンバー。音楽制作ソフト「GRAGE BAND」を駆使し、2012年にソロ名義、UCARY & THE VALENTINEとしてミニアルバム「TEENAGE JESUS」をリリース。最新作は2015年3月にリリースされたEP『NEW DANCE』。ライヴを中心に多方面で活動中。

https://www.neol.jp/blog/ucary/

 

Maa

料理人。三重県伊賀市出身。辻調グループフランス校卒業後、フランスブルターニュ地方のレストランで研修。フランス料理店や、ホテル、ビストロ、ブリティッシュパブなど、様々なジャンルの店舗を経験。

https://www.neol.jp/blog/maa/

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