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藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」#17 言葉

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とはいえ、意外と「許して下さい」が素直に言えなかったりする。「ごめんなさい」は言えるが、いったい何を何に許してもらうのだろう、と考えてしまったりする。実際には考える必要はないとされ、ただ唱えればいいのだが、始めは戸惑うだろう。
実際自分もこのホ・オポノポノをしばらく試していて、これも心地良いのでおすすめだ。詳しいことは専門書が沢山出ているので、そちらで深めていただきたいが、この4語を時々思い出して口にするだけで、何かが変わってくることに気づくと思う。順番はどれが先でもいいのだが、その時によって最初に「ありがとう」が出てくる時もあるし、「ごめんなさい」の時もある。意味は深く追わなくて良いので、とにかく、
「ありがとう
愛してます
ごめんささい
許してください」
を繰り返すだけ。簡単。
そして、冒頭に戻るが、まずは自分の口癖を知り、すり替えてみることを楽しんで欲しい。その時に気をつけたいのは、自分に強制し過ぎないこと。染み付いた癖を抜くには、それなりに時間がかかるし、楽しみながらやらないと、自分否定というゾーンに入ってしまうので、それは避けたい。
嫌な口癖が見つかったとしても、過去の自分を否定するような気持ちを持たずに、むしろ小さい子供を許すような気持ちで、別の遊びを作ってあげるように振る舞うのがいい。
そういう流れで、新しい言葉と共に暮らし始めれば、一日の中で心地良く交わされる挨拶が増えたり、家庭や職場で、「ありがとう」が増えたりするかもしれない。
肯定する言葉、響きや意味が美しい言葉。それらを愛し、慈しみながら、あたかもパートナーのように共に暮らしていくこと。例えば「静謐」という言葉が好きな人は、「静謐」が持つ波動や色合いをじっくりと慈しみ、観察し、自分の心の中にじんわりと染み込ませ、やがては自分が「静謐」と一体となれることを体験できると思う。
まずはお試しあれ。聞く程に難しくはないです。
(つづく)

※『藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」』は、新月の日に更新されます。
「#17」は2015年6月16日(火)アップ予定。

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