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REXX&ショーン・ボアーマン(Burger Records)インタビュー

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―ところで、そもそもエディ・スリマンとの出会いのきっかけは何だったんですか?

ショーン「2012年の1月にザ・ガーデンのライヴで知り合って、それが縁でエディが〈Burger Records〉のライヴに来てくれるようになったんだよね。それで家に招待してもらったり、たまにランチを一緒にしたりする仲になったんだ。そこで新しいバンドを紹介すると、どれもすごく気に入ってくれてね。〈Burger Records〉の近所に家を買うくらい、ものすごいハマってくれて。すごくいい人だし、エディと出会ったことがきっかけで、自分もそれまで知らない世界について知ることができたしね。2012年までブランド名は知ってても、ハイ・ファッションについて何の知識もなかったのが、エディと出会ったことがきっかけでイヴ・サンローランやファッション・デザイナーのドキュメンタリーを観たり、それまで自分が知らなかった世界が開けたから」

―でも、そうした「それまで自分が知らなかった世界」と付き合うことに、最初は不安や警戒心とかはなかったですか?

ショーン「いや、全然なかったよ。今自分がこうして東京にいるのが、それまでの自分にとっては未知の経験であるのと同じように、新しい人たちと常に一緒に仕事をしたいと思ってるからね。最初、エディからお勧めのバンドを教えてほしいってメールが来たときも、自分が他の人たちにいつもやってるように普通にバンドやアーティストを紹介したし。たしかにエディ・スリマンみたいに長年の歴史や伝統のある世界で活躍している人たちとの縁ができたって、すごいことだけどね。自分たちがこれまでやってきたことのすべてが、『もしかして今、自分、東京に来てる?』、『あれ、高級ブランドといつのまにか繋がりができてるよ』みたいな(笑)、あとから振り返ってみてびっくりみたいなことが多い(笑)」

―〈Burger Records〉はアパレル部門も展開されていますが、音楽とファッションの関係についてはどう考えていますか?

ショーン「そうだね。ランウェイの音楽を作るみたいな直接的な影響もあれば、音楽がファッションにインスピレーションを与えている部分もあると思うし。実際、自分はエディ・スリマンみたいな人と個人的に知り合いになって、彼が〈Burger Records〉やロックンロール的な世界観にいかに共感して作品に取り入れてるかを間近で接してきた中から知っている。自分も音楽からインススピレーションを受けて行動を起こしてるし、実際、音楽のおかげで自分でレーベルを経営するようになったわけで。それと同じように、エディ・スリマンが音楽にインスピレーションを受けて素晴らしい洋服を作ってることもあると思うし、そうやっていろんな形で音楽は人々にインスピレーションを与えてるんじゃないかな」

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