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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.7  柳川荒士(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)×オカモトショウ(前編)

 

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OKAMOTO’Sのメンバーが友人はもちろん、憧れのアーティストなどをゲストに迎える対談企画第7弾は、パリコレクションにも参加するブランド、JOHN LAWRENE SULLIVANのデザイナー柳川荒士が登場。無類の音楽好きとしても知られる彼が、ファッションに強い関心を持つオカモトショウと初の対談。音楽とファッションというジャンルは違えど、志や姿勢は共通する2人はあっという間に意気投合。熱いトークを繰り広げました。

──今回はファッションと音楽ということでジャンルは違いますが、ショウ君がパフォーマンスという部分も含めてのファッションに関心を持っているということ、さらに世界で活躍しているクリエイターに話を聞きたいという希望もあり、柳川さんにオファーさせていただきました。お互いに関心があることを掘りながら、そこから共通点を見つけられればと。

柳川「この対談の前に顔合わせさせていただいた時、共通点はたくさんあるということがわかったんですよね。あの時の会話を録っておいてくれればよかったのに(笑)」

ショウ「初対面でかなり濃い話をしましたからね(笑)」

−−その時の話でも出ましたが、柳川さんは小さい頃からローリング・ストーンズやビートルズを聴いていたんですよね。

柳川「そうですね、父や叔父の影響で聴いていました。それでファッションも音楽も含めてイギリスの世界観が好きになったものの、元ボクサーの父のもとに生まれた運命として僕にはボクサーとしてのレールが敷かれていたんです。好きでもあったし、オリンピック代表候補になったり、プロでもずっと勝ち進んでいたのでなかなかそこをやめることはできなくて。でもボクシングをやめて憧れのイギリスに行ってみたら、やはりすごく感動するようなカルチャーや歴史があったんですね。そこでファッションでやっていきたいと思い始めて、最初は古着の買い付けをやりなから独学でデザインを学びました」

ショウ「俺もミック・ジャガーやカート・コバーンの音楽はもちろん、ファッションや佇まいもすごく格好いいと思って、その世界観ごと好きになったんです。だから動機が近いですよね。俺はそこから音楽にいったけど、これを着たい、やりたいという衝動はそういう世界観への憧れに起因しているし、すごくわかります。あと俺が思う共通点として、荒士さんはテーラードというルーツを持ったまま、それを自分流に、今の時代にどう見せるかという勝負の仕方をしている。それがすごく格好いいし、俺たちもそうなりたいと思っていて。50、60年代の音楽の世界観を今どうやって見せるか、それをもってして世界と勝負したいんです」

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