――どういうネットCMだったら見たいと思う?
サチコ「アニメーションのネットCMってあまり見かけないですよね。私は個人的にアニメーションが好きなので、CMがあったら見るかもしれない。映像がキレイだったり、作品的に仕上がってたらなおさら見ると思う」
カナ「やっぱりクオリティの高い映像って目を惹くよね。特にハイブランドはすごくて、ディオールのCGなんて、どうなってるんだろうっていうくらい。たぶんすごくお金がかかることだとは思うんだけど、やっぱりああいう世界観があるものに惹かれちゃう」
サチコ「私は逆に、ちょっとチープっぽい感じ、“この人誰?”っていうのも見るかも。YouTubeのCMで綾瀬はるかが出てると“あ、パンテーンね”ってすぐ飛ばしちゃうけど、たまに無名でもすごく可愛い子が出てたりすると、“この子は誰なんだ?”って思わず見ちゃう。そうすると、商品の宣伝だったりするんだけど(笑)」
カナ「そこから人気が出る子もいるから、発見があるCMは確かに見ちゃう。最近だったら、ゼクシィのCMの広瀬すずちゃん。あれはもう、ガッツリ男子の気持ちを持っていったよね。あの子もそこから話題になって、まとめとかにバンバンアップされて、今はドラマに主役で出ていたりする。そう考えると、すごく計算されているのを感じる」
マミ「新しくて、なおかつオシャレな感じだとやっぱり目が行っちゃう。CMじゃないけど、テラスハウスみたいな映像のつくり方だと“お洒落だな”って思う。ああいうCMだったら、“この映像キレイ!”って感じできっと見ちゃう」
カナ「音楽も大きいと思う。音楽から“これ何だろう?”って調べることもあるし。iPhoneのCMもそうだった」
――アップルはその先駆けで、無名な人を起用したり、音で注目させたり、全然押しつけがましくない。ジョブズにしてもそうだったけど、ソフトバンクの孫さんもツイッターのフォロワーが沢山いたり、その人自体が企業の広告塔になっていることも多いよね。
カナ「今はやっぱり人だと思う。アメブロとかインスタ、ツイッターもそうだし、SNSとの連動もそう」
サチコ「マツコ・デラックスが出ているテレビで、お取り寄せした商品をマツコが食べるっていう番組があるんだけど、あそこで紹介されているとやっぱり食べたくなる。それで、実際買おうとすると2週間待ちになっていたり。マツコの影響力って、何てすごいんだろうと(笑)」
マミ「有名人にあやかる系もあって。インスタで一般人が“このサプリで何キロ痩せました”とかこまめに宣伝コメントしてたり。買わないけど、ちょっと気になっちゃう(笑)」
サチコ「口コミってやっぱり強い。それが戦略であったとしても、自分の好きな人が薦めていたらステキに思えて、上手く乗ってしまうかもしれない(笑)」
カナ「乗せられて本当に使ってみてもいいけれど、それが好きか嫌いかっていうのは自分で考えた方がいいかも。結局、自分で選んでいくことが大事ってことだよね」