ここ数年、ライフスタイルマガジンなどが続々と創刊され、食品や日用品、インテリなど、身のまわりを取り囲むプロダクトへの関心が、消費者の中で、ますます高まっているのを感じている今日この頃。
現在、渋谷ヒカリエ8Fのクリエイティブフロアにて、47都道府県すべての地域問題(problem)から生まれた製品(product)が一堂に会す展示会が話題となっています。
その名も
「P to P SOTRE Problem to Product Exhibition Store -47都道府県の地域問題から生まれた製品-」
「日本の問題を買おう」というコンセプトのもと、47都道府県がそれぞれに抱える地域問題から生まれた製品にフォーカスして、来場者が気に入ったものはその場で“お買い物”出来るストア型の展覧会になります。
「design」のdと「47都道府県」の47を組み合わせて名付けられた『d47 MUSEUM』。“日本のものづくりの今”を知るべく、渋谷ヒカリエ8Fのクリエイティブフロアに作られたデザインミュージアムで、現在、注目のイベント「P to P STORE」が開催中!
(上)福井県から生まれたデザイン+ものづくりユニット『TSUGI(ツギ)』のアクセサリーブランド「Sur(サー)」
「地元の技術や資源の魅力が県外に伝わっていない」という問題に着目し、福井県鯖江市の眼鏡工場が考案したアクセサリー。眼鏡の廃材になった部分を使って、毎日身に付けたくなるアクセサリーに生まれ変わらせることで、県が誇る技術や知恵を多くの人々に知ってもらう事を目的としたプロジェクトです。
(下)沖縄県から生まれた加工食品プロジェクト「琉Q(ルキュー)」
「福祉施設での就労者の工賃が低い」という問題を知ってもらうために立ち上げられたプロジェクト。地元農家の方々が沖縄の食材にこだわり抜いて作った、塩やパッションフルーツのバターなど加工食品を都内でも気軽に買う事が出来ます。
紹介したのはごく一部であり、会場には他にも残り45都道府県のさまざまなプロダクトが、ズラリと並べられています。
あなたの地元は今、どんな問題を抱えていますか? そして地元以外でも起こっているたくさんの地域問題を知り、改めて考え直すいい機会になると思います。どれもこれも個性豊かで素敵なプロダクトではあるけれど、それだけではないメッセージにも耳を傾けてみましょう。そして今すぐ、気軽にできる支援として「お買い物」を楽しんでください。開催期間も残りわずかですので、是非お早目に!
イベント情報
「P to P SOTRE Problem to Product Exhibition Store -47都道府県の地域問題から生まれた製品-」
会期:2014年12月13日(土)~2月15日(日)11時~20時/入場は19:30分まで
会場:d47 MUSEUM(ディヨンナナミュージアム)東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8F
お問い合わせ:03-6427-2301
入場:無料
取材:D&DEPARTMENT PROJECT
■本企画展を一冊に凝縮した図録書籍が発売決定!!
47都道府県、各地域プロジェクトの取り組みを製品の画像と共にご紹介に加え、出展者の中から、福井県「TSUGI」と沖縄県「琉Q」のインタビューを収録しております。期間中に足を運べなかった人はもちろん、足を運んだ人ならさらにさらに楽しめる、興味深い世界が広がっています!
d47 MUSEUM企画展
「P to P SOTRE Problem to Product Exhibition Store -47都道府県の地域問題から生まれた製品-」公式書籍
税込¥1,080/(A5版 全P128)