——唐突な褒め合いが(笑)。
Megu「“Space Nekojaracy”のレコーディングでは、『ロボットっぽく歌って欲しい』っていうディレクションを受けて、ちょっと戸惑いましたね(笑)」
Kaede「あの歌い方スゴいよね(笑)」
Megu「自分でも聴いてると笑っちゃっうんだけど、それはロボットになれた証拠かなって(笑)。セクシーな歌い方だったり、謎の発言があったり、楽しんで欲しい曲ですね」
Nao☆「矢野(博康:ex. Cymbals)さん編曲の“二人の遊戯”も驚きました、“トリプル!WONDERLAND”とは全然違う雰囲気で」
——ディスコ・ブギー・ファンクという感じで。今作はOrlandも参加しているので、そういった曲に強いOrlandの編曲かと思ったら、矢野さんなことにも驚いて。
Nao☆「そうですね」
——今回の衣装は、ジャケットも含めてガーリーな感じですね。この秋冬流行のチェック柄も取り入れられて。
Megu「オシャレ部屋着がテーマです。ジャケットはNegicco三人が一緒に住んでる部屋がイメージで」
Nao☆「……そう考えると散らかりすぎててキッタナいね(笑)」
Kaede「でも、そのごちゃごちゃ感がいいんだよ!」
Megu「実際にお菓子食べながら撮影して」
Nao☆「お腹いっぱいになるぐらい食べたよね(笑)」
Megu「撮影もめちゃ朝早かったんで、寝起きっぽいちょっとぼうっとした感じも部屋っぽいかなって」
——ジャケットは、扉を開けて見た部屋って感じですね。
Nao☆「『いらっしゃい、お鍋やってるよ~』みたいな」
Megu「呼べないよ、ごちゃごちゃで(笑)」
——その意味でも、普段着感/自然体でありつつ、「開いてる」っていうNegiccoの今の状況が表出しているのかなって。
Kaede「この普通な感じも、もしかしたら気になって注目してもらえるかなって。ジャケットもメンバーの私物が入ってたり、『レルヒさん』っていう地元新潟のゆるキャラもいたり、いろんな要素が入ってます。そういう自然な感じというか、『新潟から出てきましたよ~』っていう感じは残しつつ、でも洗練はしていかなきゃなって」
Megu「自然体がかわいいって言われるのが一番嬉しいですね。衣装やアートワークなど、“サンシャイン日本海”からディレクションしてくれるチームが同じなんですけど、そういう自然な部分を引き出していただいてるのが私達としても嬉しいし、『作らないのが一番いいね』って言ってもらえるのが幸せですね」
Nao☆「『この状態でいい』って言ってもらえるのが嬉しいし、楽ですね(笑)。グイグイ前にいって、喋って注目して貰わなきゃみたいな、アイドルらしいアピールが苦手だったし、結構苦しかったんですね、今まで。だから、この落ち着いている感じがいいって言ってもらえて、それがNegiccoを好きになってもらえるポイントになってるのが。自分たちとしても無理しなくていいし、理想的な形だなって思います」