アヴちゃん「人力車の方が言ってたローラーコースターがこれね」
志磨「僕、こういうのはちょっと……」
アヴちゃん「原付より遅いって言ってたから大丈夫じゃない?」
志磨「そうか。じゃあ乗ってみよう」
アヴちゃん「走り続けて60歳って、ちゃんちゃんこ着てる。かわいいね。外側のほうが怖そうだから、志磨くんは内側でいいよ」
志磨「ありがとう」
アヴちゃん「うちら脚が長いから膝がキュムってなるね。——あ、速い!」
志磨「ウワーッ!」
アヴちゃん「キャーッ!」
志磨「アヴちゃん、内側の方が、全然……怖いわーっ!! インコース怖いっ! ヤバいヤバいヤバい! %?*&”#!?」
アヴちゃん「あはは! 志磨くん、髪がパッカーってなってる(笑)」
志磨「それもヤバい!」
アヴちゃん「ひたすらに面白いわ」
志磨「初めてだよ、ジェットコースター乗ったの」
アヴちゃん「そうなの? ヴァージン奪っちゃった!」
志磨「奪われた。やっぱり怖かった。想像してた通り怖かった。ガイドさんに『怖いですか?』って聞いたら『いや、そんなに怖くないです。今見えてるところをスッと行ってあと周回するだけです』って。だから『あそこだけ我慢すればいいんや!』と思ってたら、そこを過ぎてからが地獄やった……」
アヴちゃん「ああ、パンチがね」
志磨「一気にスピードあげてね、ゴンゴンゴンって。あのインコースの攻め方はヤバかったなあ」
アヴちゃん「めちゃくちゃ面白かった。ギャグやったね」
志磨「最初で最後のジェットコースターだよ」
アヴちゃん「ヴァージンにしてラストで。乗ってみたら悪くなかったってなるかなと思ったけど、『ん、いらんかなあ』って……(笑)」
志磨「普通に怖かったもん」
アヴちゃん「私もいらんかなあ。ほんまに、あれのもっと速いのとか無理。絶対楽しくない」
志磨「落ちるやつとかなあ」
アヴちゃん「絶対、楽しくないと思った!」
志磨「あれは、ジャンルで言うと何に入るの?驚き?」
アヴちゃん「スリル?」
志磨「快感?」
アヴちゃん「ドキドキする、落ちる、みたいな」
志磨「恐怖がいいんだろうかねえ」
アヴちゃん「それだったらバンドやり、って思う」
志磨「私生活スリルあるぞ、と(笑)。あ、パトカー発見! いざ、追跡だ!」
アヴちゃん「行くわよっ!」