−−−笑顔が可愛い!そして答えもポジティブ!!じゃあ、ちょっとノってきたところで、もうひとつ訊いてもいいかな? カイル君の目から見た「ジュネ監督って本当はこんな人だよー!」という部分があれば教えてください。
カイル「んとねー、とってもファニー、ユニーク、そしてアメイジング!!!!」
ジュネ「ちょっと褒めすぎじゃないか? でもなんだか悪くない気分だ」
−−−監督の目から見たカイル君はいかがですか?
ジュネ「うん、彼は全く手のかからない優れた俳優だった。常にポジティブだし、好奇心も旺盛。私としてはこの子の欠点のひとつやふたつ見つけ出してあげつらってやりたいのだが、それでも全く見つからない。カイルは正真正銘の天才少年なのさ!」
カイル「へへへ(笑)」
ジュネ「危険なアクションもほとんど自分でやってのけた!警官に追われて橋に跳び移ったり、電車に飛び乗って腹からドーンと着地したり。私ならやれと言われても絶対にやらない。痛いのイヤだからね。カイルは最高のアクションスターでもあるのさ!」
−−−ところでカイル君、ジュネ監督は世界で最も奇妙な映画を作り出す人としても有名なんですが、他の作品は観ましたか?
カイル「うん!『ロスト・チルドレン』と、『アメリ』をちょっと。あ、そうそう、『エイリアン4』も観たよ!」
ジュネ「なんてこった!!」
−−−ひゃー、エイリアンの口がガバーッ!て開いて、ガブーッて食べられたりして怖くなかったですか?
カイル「うん、ドキドキしたけど、平気!!」
ジュネ「この子はね、映画の観るときの着眼点もすごく変わっててね。たとえば、最初に会った時、私たちは『ロスト・チルドレン』の話をしたんだけれど、彼が真っ先に切り出したのは技術面についてだった。どんな映像技術を使ってクローンを6人に増殖させたのかってね。私は度肝を抜かれたよ。子供ってのはまずストーリーにこそ夢中になるものだと思っていたから。きっとカイルは、技術屋の才能も兼ね備えているのさ!」
カイル「ハハハ!」