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バッファロー・ドーター『コニャクション』インタビュー 前編

──バッファロー・ドーターは常々、自分たちの状況や気持ちがそのまま音楽に乗るとおっしゃっていますが、ベストでは怒りだったかもしれませんが、今回のアルバムはどんな状況や気持ちだったんでしょうか?

大野由美子「ベストの時のようにあからさまに悔しいというような怒りではなく、震災後の色々なことに対するいらだちや思いは自然と詰まってるかな」

シュガー吉永「9.11や2000年問題とか、その都度何かしらの影響を受けていると思いますね。震災後、音楽を作る気持ちになれないというミュージシャンが多かったし、私たちも一時期はそうなったけれど、ピーターさんとのコラボは2011年9月でその時点では音楽を作ろうという気持ちに戻っていた。その時にディスコというテーマを与えられて、前作が思いっきりロックでハードなアルバムだったので、だいぶ気分が違うなとは思いましたけど、その震災後の雰囲気が残る中でブロック・パーティー、しかも金沢21世紀美術館という環境で音楽ができるのがいいなと思ったんです。世界に名だたるモダンアートミュージアムで、しかも音響設備も何もないところで音響機材を持ち込むところから始めて。そのゼロから感が自分たちにとって新しくて良かった。やったことがないところで、何か新しいことをやるんだというワクワク感。ポジティヴなエネルギーが出てきたんですよね。その新しい経験がアルバムに結びついた。もちろんその後の時間の経過で音楽的な変化はしてきたんですけど」

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(後編へ続く)

 

 

撮影 中野修也/photo  Shuya Nakano

文 油納将志/text   Masashi Yuno

編集 桑原亮子/edit  Ryoko Kuwahara

 

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バッファロー・ドーター

『Konjac-tion』

発売中

http://www.amazon.co.jp/Konjac-tion-Buffalo-Daughter/dp/B00KKS0IIQ/ref=ntt_mus_ep_dpi_1

https://itunes.apple.com/jp/album/konjac-tion/id896996951

Buffalo Daughter

New Album『Konjac-tion』release tour – We are all Konjacted –

 

11/6 (thu) 大阪 UMEDA SHANGRI-LA

11/7 (fri) 東京 SHIBUYA WWW

12/20 (sat)福岡 FUKUOKA BEAT STATION

チケット発売中

詳細:http://www.buffalodaughter.com/

 

YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=Geof0CM8z18

 

 

バッファロー・ドーター

シュガー吉永 (g, vo, tb-303, tr-606) 大野由美子 (b, vo, electronics) 山本ムーグ (turntable,vo)
1993年結成。1996年にビースティ・ボーイズが主催するレーベルGrand Royalと契約。同年1stアルバム『Captain Vapour Athletes』を発表。1998年に2ndアルバム『New Rock』、2001年『I』を発売した後、2003年『Pshychic』、2006年『Euphorica』は共にV2 Recordsよりワールドワイド・ディールで発売。2006年には、雑誌『ニューズウィーク日本版』の”世界が尊敬する日本人100人”に選ばれるなど、その動向は国内外問わず注目を集めている。2010年夏、自らのレーベル”Buffalo Ranch”を設立し、『The Weapons Of Math Destruction』を発表。
2013年、初のベスト盤『ReDiscoVer. Best, Re-recordings and Remixes of Buffallo Daughter』を発表。このアルバムは過去の音源のみならず、新録、カバー、ライブ音源、リミックスを収録し、新しいベストの形を提示。2014年7月に7枚目となるアルバム『Konjac-tion』をリリース。

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