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リトル・ドラゴン『ナブマ・ラバーバンド』インタビュー 前編

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―ジャネットもそうですが、アリーヤやR・ケリーに代表される90年代のメインストリームのR&Bが、たとえばハウ・トゥ・ドレス・ウェルやハイムだったりといった若い世代のアーティストの間で聴き直されているっていう状況も近年ありますよね。あの頃のプロダクションが、今あらためて新鮮に感じられているのかな、と。

フレドリック「まあ、少しはね。その頃のジャネット・ジャクソンの作品を手がけてるジャム&ルイスにしても、ファンキーで、音がぶ厚いよね。Rケリーにしてもそうだし……たしかにエレクトロニックではあるんだけど、同時にオーガニックでもあったりして」

ユキミ「たしかに今言ったような90年代初期のR&Bサウンドのリバイバルってあるのかも。最近のハウスのリミックスなんかを聴いてると、デスティニーズ・チャイルドとか、ジャネット・ジャクソンとか、よくフィーチャーされてるもんね」

(後編へ続く)

 

撮影 山谷佑介/photo  Yusuke Yamatani

文 天井潤之介/text  Junnosuke Amai

編集 桑原亮子/edit  Ryoko Kuwahara

 

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リトル・ドラゴン

『ナブマ・ラバーバンド』

発売中

 

 

リトル・ドラゴン

スウェーデンのヨーテボリ出身、1996年結成。学校の知り合いだったユキミとエリック、そしてフレドリックの3人で活動をスタート。2000年にキーボーディストのホーカンが加入。2007年にセルフ・タイトル・アルバム『LITTLE DRAGON』でデビューを果たし、そこに収録されていたシングル「Twice」がスTVドラマのグレイズ・アナトミーに使用される。セカンド・アルバム『MACHINE DREAMS』を2009年に発表、このアルバムがきっかけとなり、デーモン・アルバーンのGORILLAZのアルバム『プラスティック・ビーチ』にバンドとして参加、そのままGORILLAZのワールド・ツアーへも同行。SBTRKTやデイヴ・シーテック、ラファエル・サディークやDJシャドウといったアーティストの作品に参加。2011年には『RITUAL UNION』を発表。イギリスやアメリカでもチャート・インを記録。2014年7月、メジャー・デビュー作となる『ナブマ・ラバーバンド』を発表。

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