今やスーパーで売られる野菜や果物のラベルに、生産者の名前や顔が書いてあることは当たり前になりつつあります。そんな「生産者の顔が見える」商品の先駆けとも言えるアイスクリームが高知県にありました。
その名もズバリ「高知アイス」は、創業20周年を超える、地元に根ざした商品を発信しつづける会社です。社名に込められた意味は、「高知産のアイス」と「高知を愛す」のダブルミーニング!
フレーバーのラインナップを見てみると、どれも気になるものばかり。「社長が農協で立ち話をしていたことがきっかけで、材料を卸してくれることになり、誕生したんですよ」と高知アイスの畠中清加さんが教えてくれたのは、地元農家の門脇さんが手がけるゆず果汁をたっぷり使用した「ゆずシャーベット」。甘酸っぱくて、さわやかで、果実味があふれています。そのほか、南国市の二期作米を炊いてアイスに混ぜあわせた「二期作アイス」、土佐湾の海水から作られた塩味の「天日塩ジェラート」も絶品。どれも高知県産の農産物を贅沢に使っています。
名前のインパクトも大きい「おそるべき村田マンゴーシャーベット」は、高知・いの町の村田正幸さんが作る「よさこいマンゴー」が原料。一玉1,000円は下らないマンゴーの果汁を惜しげもなく使い、果実70%以上のシャーベットができあがりました。果汁は濃縮還元のものを水で伸ばすのではなく、まんまストレート果汁です! 取材時はマンゴーの季節が終わってしまったため試食ができなかったのですが(残念!)、お値段も1,200円(税込)と上等~♪ とにかくどの商品からも、妥協を許さない高知アイス・浜町社長の並々ならぬ熱意があふれています。
なお、これらの高知アイスは高知県内のスーパーや土産物屋さんのほか、全国の無印良品や百貨店の物産展、東京・銀座のアンテナショップ「まるごと高知」、そしてネットショップでも購入OK。高知はちょっと遠いな、という方もすぐにその本格的な味を楽しむことができますよ。
高知県・いの町には直営店もあり、日本一の清流とも言われる仁淀川(によどがわ)を眺めながら店舗限定のアイスやソフトクリーム、パフェなどを堪能することができます。
上の写真は直営店限定の「土佐ジローのタマゴを使った濃厚なソフトクリーム」と「あんこ de ソフト」。後ろに仁淀川が見えています。「あんこdeソフト」は、高級地鶏「土佐ジロー」の卵と生乳を水で薄めることなく惜しみなく使ったバニラに、柚子ピールのほろ苦い味が絶妙にマッチ。さらに米粉最中にソフトと北海道産餡子をいっしょに載せていただけば…至福の時間が訪れます。
畠中さんにこれからの季節におすすめのフレーバーを聞くと、やはり「土佐ジローのタマゴを使った濃厚なバニラ」との回答。午後のおやつやお風呂あがりに食べてみてくださいね。
高知アイスの原点である昔ながらの「アイスクリン」や定番・柚子シャーベットと併せて、好きなフレーバーをぜひ試してみて。季節限定の味もたくさんあるので、その時々でいろいろな味を楽しめます☆ 超絶格好いいパッケージや会社のロゴは、高知在住のデザイナーの巨匠・梅原真さんによるものです。
・「高知アイス」
http://www.kochi-ice.com/
・「高知アイス」売店 ※2015年1~2月は改装のためお休みとなります
所在地: 高知県吾川郡いの町柳瀬上分807-1
営業時間: 平日11:00~17:30 土日祝11:00~18:00
定休日なし
電話: 088-850-5288
http://www.inofan.jp/spot/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%A3%B2%E5%BA%97/