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tofubeats『First Album』インタビュー(後編)

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天性のポップセンスを武器に、森高千里、藤井隆とのコラボも果たし、お茶の間での認知も進むtofubeats。その彼のメジャーファーストアルバム『First Album』が完成。“Don’t Stop The Music”を筆頭にシングルでおなじみのキャッチーなトラック、パラパラを見事に調理したモダンなダンストラック“CANDY¥¥¥LAND feat.LIZ”、静かに染み渡るミディアム“衣替え feat. BONNIE PINK”など全18曲が収録。様々な味わいはあるものの、アルバムの根底を貫くのは音楽への一途な、奪われたら息ができないんじゃないかというほどに濃密な愛だ。そして、そこに到達したいという願い。それはもはや信仰のようだと、tofubeatsは語ってくれた。

 (前編より続き)

——ちなみに”20140830”って誰がラップやってるの? 

tofubeats「自分ですよ(笑)! 何言ってるんですか、何回もライヴに来ておいて今さら!(笑) PVでもめっちゃ歌ってるじゃないですか、俺!」

——えっ、あれもだったのか。フィーチャリングが書いてないからなんでだろうなと思ってた。

tofubeats「人がやったらラップじゃないですからね。自分で書いて自分で歌うのがラップですからね。俺が歌ってることに気づかずに聴いてたってことに俺はめちゃくちゃびっくりしました(笑)」

——ご、ごめんなさい……。でもそう思ってる人も他にいるかもしれない!

tofubeats「僕、一番キャリアが長いのはラップですからね。トラックメイクをしてラップやってすぐラップをやめた歴史があります。MCバトル全盛期で、即興とか無理ですって(笑)」

——(笑)。歌いながらDJって、『DJ KICKS』シリーズの時のアーランド・オイエみたいだよね。

tofubeats「僕は大阪DJの問題点をそのまんま出してるだけです。ある程度上達したら、しゃべりを上手くなるかDJを上手くなるかで道が別れるんですよ。僕の身の回りだけかもしれないですけど(笑)。で、僕はしゃべりじゃなく歌にいったって感じですかね。ボーカリストをいちいち呼べないというのもありますけど、そうなると自分のラップも作ろうって気にもなっていくので。とにかくフィーチャリングって書いてない曲は、全部僕が歌ってます!!」

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