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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.6 大貫亜美(PUFFY)×オカモトコウキ(前編)

 

——2年越しで感想を聞いたんですね(笑)。コウキくんはPUFFYの音楽にどういう印象を持ってました?

コウキ「最近、思ってる以上に自分のギター(フレーズ)が渋いんだなって思い知らされることが多くて。それは絶対ね、ルーツミュージックを聴いてたからなんじゃないかなって思うんです」

亜美「ああ、うちの楽曲も、要は奥田さんが好きなやつだからルーツが結構古いんですよね。それをPUFFYというフィルターを通して聴いてたら、当然もっと古いことになるわけで」

コウキ「そうですね。今年の5月に1回だけサポートで演奏させてもらったんですけど、何回もおさらいしなくても、小さい頃から聴いてるからこういう感じだよねというのが体に入りまくってたんです。自分の土台には、PUFFYの楽曲や(奥田)民生さんの楽曲があるんだなと改めて思いました。その後、民生さんとのコラボレーションがあって、ちゃんと民生さんの曲をコピーして演奏したこともあって、自分のルーツがわかりましたね」

−−なるほど、もう自分の中に流れている一部になってるんですね。

コウキ「はい、音楽的にはそういう感じなんですけど、思い出したことがあって。SMA40周年のイベントの打ち上げで、黒猫チェルシーのギターの方(澤竜次)が酔っぱらって崩壊されて……(笑)」

亜美「ライヴは観にこれなかったけど、打ち上げに間に合った人ですね(笑)」

コウキ「それで『あれはやばかったね』って話で盛り上がって。それがプライベートでも仲良くなるきっかけかもしれないです」

亜美「そうね。あれは盛り上がったよね」

コウキ「竜ちゃん、壁をよじ登ってましたから(笑)。楽しくなっちゃったんでしょうね」

亜美「フリードリンクでカウンターにワインが並んでたんだけど、そこに行ってワーっと飲んでフラフラ~とどこかに行ってまた戻ってワーっと飲んで……」

コウキ「タクシーに乗せて帰らせたんだけど、途中で降りて道に倒れてたという(笑)」

亜美「それをけいちゃん(岡本啓佑/黒猫チェルシー)が見つけたんだっけ」

コウキ「そう。だから本当に最近ですね、ここまで仲良くなったのは」

亜美「もう超ホームな感じだけどね」

——ルーツも人柄もありつつ、亜美さんもギター弾かれるし、そういうのも仲良くなるきっかけかもしれないですね。亜美さんはギター歴何年くらいなんですか?

亜美「何年だろう……。でもすっごい初めの方のPUFFYのアルバムのギターソロとか、私が弾いてるんですよ」

コウキ「マジっすか!」

亜美「民生さんに教わってて、その時は本当に言われるがままに『ハイ!』って。もうすごいグチャグチャだったんだけど……まだ上達してない(笑)」

コウキ「(笑)。今度弾いたやつを教えてくださいよ! こっそり」

亜美「いいよ」

コウキ「えー、また弾いてほしいな」

―ライヴでも弾いてましたよね?

亜美「ちょいちょい。やってもいいかなっていう時はやるんですけど、1人が弾いて1人が弾かないとアコースティックデュオみたいだなって(笑)」

コウキ「(笑)。由美さんは弾かないんですか?」

亜美「由美ちゃんはもう弾かないって言ってる。“MOTHER”のPVで弾いてるんだけど、『やっぱりヤダ!』って(笑)。いいリッケンバッカー持ってるんだけどね」

コウキ「あのジャケットに写ってるやつだ! いいなあ」

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