―同じく『The Glorious Dead』の収録曲では、“What Makes A Good Man?”もとても印象的です。深いメッセージ性を持っていて、しかも聴かれる世代によってさまざまに解釈できる歌詞というか。
ケルヴィン「精神的にテンパってる時期について書いてて、そのときのそのまんまの状態に帰って書いた曲なんだ。だからこそ、最後は祝祭みたいな雰囲気で終わりたかったんだ。いろいろあったかもしれないけど、そのすべてに感謝するみたいなね。そこであのコール&レスポンスが生きるわけだよ。♪(歌う)ラーララ、ラーララっていう……あそこで再び自分自身ついて振り返って、すべて受け入れた上で、最終的に自分自身を受け入れるっていうね。ありのままの自分であるように……ありのままのケルヴィンであるように(笑)」
クリス「それウケるんだけど(笑)」
―(笑)あの曲を歌ったり演奏したりしているときって、どんな気持ちになりますか?
ダン「こんなんで、今までよく生きてこられたなって(笑)?」
ケルヴィン「まあ、以前よりはちょっとはマシな人間になってるとは思うけどね(笑)。今よりも少しでもマシな自分になりたいなら、まず自分を信じるってことから始めないと……こんな自分にも何かしら世の中の役に立つことができる、世の中を少しでもマシな世界にするために力になれるって思うことから始めないと。自分がこの世界に生きている意味とか、どうやったら今よりももっとマシな自分になれるのか、自分自身に問いかけてる曲なんだ」