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フジ、サマソニ超えるラインナップ?「Starfes.’14」の見どころは?

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9月20日に幕張海浜公園で開催される都市型音楽フェス「Starfes.’14」の、第4弾出演アーティストが8日に発表された。2012年3月に「日本一早い夏フェス」として始まった同フェスは今年で3回目。2014年は世界30カ国以上に支部を持つデジタルメディア「VICE」の日本支部、「VICE Japan」が主催となっている。

出演陣は海外からはグラミー賞の常連ともいえるNAS –illmatic 20 years special set-、ERYKAH BADUをはじめ、PUBLIC ENEMY、MARK FARINA、国内からもDJ KRUSH、BOREDOMS、ZAZEN BOYSと、キャリアと実力を兼ね備えた豪華ラインナップ。彼らに強い影響を受けたと公言する若手ミュージシャンも国内外問わず多い。

そんななか発表された第4弾。電気グルーヴの石野卓球、VAN CLIFFE、LINDSTROM、DJ NATURE、LINDSTROM、MASSIVE ATTACKのDADDY Gの6組。国やジャンルを問わず、時代を築いた面々の追加に、 SNSを中心に音楽ファンの間で大きな盛り上がりを見せており、Twitterでは「今年のスタフェスは現時点で富士サマソニ超えしてんだよね」(原文ママ)という声も上がっている。

音楽の歴史上重要な役割を果たすアーティストが続々と揃う同フェスだが、「本物の音楽を体感せよ」というテーマをもとに成り立っているという。そんな「Starfes.14」の見どころを同フェスのプロデューサーである谷崎豊樹氏に伺った。

「今回の特徴は、何よりも世界に誇れる豪華なラインナップです。他のフェスとの差別化のために、2つのコンセプトの実現に徹底的に拘りました。1つは、ジャンルを超え、音楽の歴史を築いてきた本物のアーティストのみで構成されているということ。集客力や流行に流されず、音楽好きやその道のプロフェッショナルから認められるような存在の方だけで構成されています。

1日でこのラインナップを味わえるというのは世界的に見ても貴重な機会だと思いますし、日本でもこういったフェスがあればいいのにな、と常々思っていたので、1人の音楽ファンとしてもとても嬉しく思います。もう1つは、単純に人気のあるアーティストをブッキングするだけでなく、ラインナップ全体で音楽の歴史や文化、その背景をも体感出来るように設計しています。

例えば、ヒップホップの社会的地位を確立したPUBLIC ENEMYがいて、その後に新しい存在としてヒップホップを再定義したと言われるNASが、ヒップホップやR&Bとジャズを融合させたERYKAH BADUがいるといったように、ブラックミュージックの歴史を辿れるようになっています。

彼らの作った音楽は、現在、ハウスやテクノといったダンスミュージックのシーンで活躍するDJ達にも強い影響を与えており、それぞれが公言しているような関係です。こういった本物のミュージシャン達が一同に会する機会は非常に稀なので、音楽好きだけでなく、その場での感動はもちろんですが、本物のアーティスト達のパフォーマンスを通じて、何かを感じて持ち帰ってもらえる機会になれば、本当に嬉しいです」

総勢13組の豪華ラインナップが決定しているStarfes.14だが、これだけのメンツのステージが観られるにも関わらず価格は10,000円。当日はフリースタイルフットボールやダンス&ダブルダッチのパフォーマンスなども行なわたり、アフターパーティーの開催も決定したりと、音楽のみならずカルチャーの発信源として、見逃せない1日になりそうだ。

Starfes.’14
http://star-fes.net/

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