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『VXV』スペシャル対談:OKAMOTO’S×黒猫チェルシー(後編)

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——メジャーデビューは同時期だけど、結成はどっちが早いんですか?

ショウ「俺らは中3」

渡辺「こっちは高1」

ハマ「でも多分楽器歴はダントツ黒猫の方が早いと思う」

レイジ「がっちゃんとけいちゃんと竜ちゃんは小学生の頃からバンドやってるんだもん。すごいよね」

「けいちゃんとか小5の時からやってるから」

レイジ「15周年じゃん、そろそろ」

——デビューして横目で互いの活動を見ていて、今、お互いがどう見えてますか?

ハマ「やっぱり本当に黒猫は早い。4つ打ちの曲をいち早くやってたし、プロデューサーを入れたり。しかもそれが土屋昌巳さんだったり、めっちゃかっこいい。俺らがいち早く新譜をチェックしたい相手だったし、当時は先にやられた感もあった。早いことがいいわけではないんだけど、同じ問題にぶちあたって、俺らは俺らで、皆は皆なりの解決の仕方をしてるし、それを今改めて見ると、バンドとしてすごく面白く正解を選んで進んでるのがよりわかるから、ずっと横見でというか、見てないふりしてすごい見てるっていうのは、思い返すとすごく感じる」

——黒猫からみてOKAMOTO’Sは?

「僕が印象深かったのは、『OKAMOTO’S』はそれまでのよりとにかくすごくいい曲が入ってて、めちゃ聴いてたんですよ。で、単純にバンドとして、より好きになったというか。その頃からより普通に日本のバンドとしてもっと好きになれた感じはあります」

渡辺「俺はコメント書かしてもらった『Let It V』をすごい聴きましたね。ショウくんすげえなって思いました。何て言えばいいのかな……未知なる可能性をどんどん出してくるから、すごい、やべえなというか、尻を叩かれたアルバムでしたね。あのアルバムで『OKAMOTO’S、見つけたなぁ』という感じもありましたし。だからもう迷いはないだろうなとか、わかんないですけどね。だからそれも含めて、お互い頑張ろうというか、ここからすげえ面白くなりそう。『俺たちの世界だ!』って」

——“俺たちの”っていいですね。黒猫のワンマンを観て、黒猫も今すごくいい感じだなと思いましたよ。

渡辺「いいと思います」

「今やっとようやくいい時期というか。ようやく言えるというか」

ハマ「俺らも全く同じ(笑)」

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