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『VXV』スペシャル対談:OKAMOTO’S×黒猫チェルシー(後編)

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—それぞれメンバーの役割がある(笑)。対バンではどうでした?

レイジ「その時もまだねえ(笑)。あまり喋らなかった」

ショウ「俺、その日の楽屋で大知に『あ、あの映画、しきしょく…』って話しかけたら、『色即な』って即座に間違いを指摘されて、すげえ気まずかった(笑)。でもその後一緒にセッションのステージに立って」

渡辺「で、その時に『こういう感じでいこっか?』って話は結構できて」

ハマ「その後すぐに一緒のツアーに出て。そこから徐々にね」

レイジ「そうだ。がっちゃんがベース壊したね~って、みんなで話したのがきっかけだったかも、『本当に壊すやつっているんだぁ! やべー!』って(笑)」

ハマ「がっちゃんがマネージャーさんに『直したら、音変わりますかね……?』って話してて、俺もそこに混じって、今日は話せたなあって(笑)。でもAKASOという大阪のライヴハウスに出演した時に、俺が前に使ってたメインのベースとがっちゃんが当時使ってたメインのベースが同じ年の楽器で。で、『これシリアル同じじゃん!』って話かけたら『……へぇー』って。あ、やっぱりだめだ~というね(笑)」

——しかもがっちゃんは覚えてないんでしょう?

宮田「そうですねぇ。本当、申し訳ないですねぇ……」

岡本「仲良くなった決定打はビースト?」

レイジ「あのギャグセンスで分かち合えたのはある」

ショウ「結局、同世代だからね。好きなものや育ってきた要素が一緒だから」

ハマ「あとは『もういいわ』ってならなかったのは、かっこいいからなんですよ。単純に対バンして、すごくいいライヴをみせつけられて左右されたりして。当時俺らはまだちょっとふわふわしてたところがあったから、すごいなあって感じだったし、それが根本にあったから仲良くなるのを諦めなかったんですよね」

「音楽的なことでいうと、決定打としては最近やった”ミュージックヒストリーグレイテストゴールデンヒッツラボセミナーゼミナール研究所”。あのカバー大会でバンド的にも、個人的にもそれぞれの得意な感じが見えて、今回に繋がってる気がする」

コウキ「あれはすごい試みだったよね」

渡辺「33曲、1個も自分たちの曲をやらないんだから」

レイジ「50年代から最近までの洋邦をすげー色々やったよね」

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