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『VXV』スペシャル対談:OKAMOTO’S×黒猫チェルシー(後編)

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——それは、8人だから戻れたのかな? それともそれぞれが5年目を迎えて、今またバンドとしてピュアになれた時期が合致してた?

ハマ「どっちもあるんじゃないですかね。リリースも全然一緒なわけではないし、考えてきたことも違うけど、多分タイトルは違えど内容はかぶってきた壁はいっぱいあった。スタートが一緒だったから、年月というフィーリングも合うし」

宮田「僕の場合は、あのアラバキで8人でやった時(忌野清志郎トリビュート・ライヴ)に、キーボードをやる人がいないっていうのでそこからコードとかをちゃんと覚えたし。だから完全に、年月はある」

ハマ「そうだね。年月はあるよね。それに8人のバンド編成で一緒になにか1個のことをやるというのはわりと最近のことなので。昔から対バンもしてたしツアーもしてたけど、一緒になってやろうって言い始めたのは、俺らがやってるすっごいくだらないイベントくらいで」

レイジ「”マスターオブビースト”ね(笑)」

渡辺「伝説になるよね、あれは」

ハマ「俺らの意識が未来を見据えすぎてた(笑)。壺を割っちゃって、呪いが解き放たれたから全員合体してそいつを倒すという、わけのわからないエンディングを迎える話で。今はなき下北沢レコファンでの出会いをナレーションドラマで再現してるんです」

レイジ「『あの夏の日だった』ってナレーション(笑)。1では最初はお互い敵同士でボロクソ言い合ってる。で、1の最後どうなるんだっけ?」

コウキ「お互いのライヴを見て」

ハマ「リスペクトするから、最後一緒になって応援しようって話」

レイジ「2はすごい仲良しで、最後は仲良しすぎてテンション上がりすぎて、大事なドラゴンの壺を割っちゃって、『ドラゴンがやってくるー! みんなで合体するしかない!』って(笑)」

ハマ「物販で全員のキャラクターカードを売って、裏返すと初めて一緒に撮った集合写真になってるんですよ。もう、くそダサい!(笑)」

コウキ「そういうお互いの活動を経ての、感動のこの曲ですよ(笑)」

宮田「あの、”マスターオブビースト2”で深くなった感じはあったかな」

渡辺「2の打ち合わせの時間はハンパなかったよね。打ち合わせで4日間とかとってるんだもん」

レイジ「1日中そのドラマの台本考えたり、みんなの名前もそれぞれ、澤竜次は『ドラゴンボーイ竜次』で、がっちゃんは『しだれ柳の岳』(笑)」

——小学生みたい(笑)。お互いこんなに裸になれるのはなぜだろう? 年月だけで言ったら、他にも関わりある人もいるはずなのに。

「俺らからしたらOKAMOTO’Sに脱がされてるみたいな(笑)」

OKAMOTO’S「あははははは!」

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