黒猫チェルシーのドラマー岡本啓佑が自慢の料理の腕を披露。ギターの澤竜次がその料理に合ったお酒をチョイスし、美味美酒を極める連載初回。味も見た目もおしゃれなアボガドパンケーキを手際よく作る岡本の姿に、澤は目が点。調理後は澤が選んだシャンパン片手に、ほろ酔いトークを繰り広げました。
ー すごく手際いいですけど、いつも料理してるんですか?
岡本「しますね。実家でもよくやってました。兄も料理が好きで、見てるのが好きだったんでそれで覚えて」
ー へえ。今日のパンケーキはオリジナルレシピ?
岡本「知り合いに教えてもらったんですよ。遊びに行った時に出してもらって、簡単にできるからって。この連載がどんな感じになるかわからなかったんで、とりあえず洒落たヤツにしようと思ってこれにしました(笑)」
澤「これ、シャンパンで正解やな。ジャガイモが入るからハッシュドポテトみたいになるかと思ったけど、ふわふわでケーキみたいな食感で、サワークリームの酸味が効いててアボカドアボカドしてない。実は今日初めてパンケーキを食べたんですけど(笑)、甘いのかと思ってたからきりっとしたシャンパンが合うかなって選んだんですよ。これは甘くはなかったけど、サワークリームとかとも合ったし、結果的にシャンパンでよかった。ハラペーニョってのも初めてやわ。唐辛子?」
岡本「そう」
澤「まったく味の想像つかんかったけどイケるな。どういう時にこれ作るん?」
岡本「……パーティ(笑)。人に振る舞う時があったら作るけど普段はないなあ」
澤「おしゃれ度でいったらどれくらい?」
岡本「レパートリーの中で? これがフルやで」
澤「そうやんなあ」
ー シャンパンは普段から(笑)?
澤「いやいや、そんな高貴な生活してないですよ(笑)。普段はどちらかと言うと洋酒じゃないし」
ー 澤君は今日料理を手伝ってみてどうでした?
澤「全然馴染みのない作業ばっかりやったんで、あわあわして(笑)。食材も、オリーブオイルなんて使わないし、全てが『何してんの?』って感じで。でもこれだけやれたら結婚できへんのちゃうか(笑)」
岡本「できない人と結婚したらええやん。仲いい時期に教えるし。中途半端にできると気になるから、全くできないほうがむしろいいかも(笑)」
ー (笑)。お嫁さんではないですけど、この連載では、今まったく料理ができない澤君が最終的に名コックになるという裏テーマもあるんですよ。
澤「確かにある程度はできるようになりたいですね。オリーブオイル使うような料理したい」
岡本「単純にパスタとか」
澤「そう、具とかちゃんと炒めて。あと余り物でちょっと作れる、っていうののうまい版を作りたい」
岡本「じゃあ次回はそういう料理にしようか」