子どもかわいい、大好き
ー 拍とかも考えるようになったんですか?
レイジ「そうですね。そしたらこれまで『1、2、3、4』って聴こえてたものが(机を叩いて)『1、(トン)、2、(トン)、3、(トン)、4、(トン)』に聴こえたり、もっと目が細かくなって。後乗り前乗りっていう調節もできるようになったし、テンポも130にしようと思ったら130で叩けるようになったの。それがすごく楽しくてね。と同時に『ヤバい』をやるっていう」
bomi「最強!」
レイジ「そう、最強になった」
ー bomiさんはアレンジがすごく広いけど、どういうこと考えて歌ってるですか?
bomi「今は歌う時はあんまり考えてないですね。昔から好きでコピーみたいなことをいっぱいしてたし、中学時代に歌を習いに行ってた時にめっちゃ練習したんで、トラックを聴くと自然に合いそうな歌い方っていうのが出てくるんです」
ー 練習と言うと?
bomi「例えばホイットニー・ヒューストンの歌い方だったらそれをコピーして。ここでビブラートをかけて上に抜いて、とか。そういうのを全部記号で書いて練習してました。最初はビブラートもかけれなかったりしたんですよ。こういうサウンドでbomiを始めるってなった時も、元々自分で作ってた歌はもうちょっとJ-POP寄りだったから歌い方が全然違ってどうしようと思ってたけど、『あ、ビブラートがいらないんだ』と思って。声の質だけが際立つようになったというか、逆にうまいって思われたら違うっていうのを心がけて最初はやってました」
ー 基本がある上でのアレンジなんですね。
レイジ「俺と順序が逆だね」
bomi「だけどそっちの方がいいよ」
レイジ「そうか?」
bomi「うん、楽しいじゃん。レイジ君はいつ見てても楽しそうだよ」
レイジ「楽しいことしか待ってないからね。これだけいいことありすぎたら、早く死ぬかもしんないとはいつも思ってる。でも死ぬのすら楽しそうっていうか」
bomi「楽しいか!?(笑)」
レイジ「リアルに死んだらヤダけど。子ども欲しいし」
bomi「早くない? かわいい?」
レイジ「かわいい、大好き。どんな育て方しようって、ずっと考えてる。例えば赤は赤でもバイオレットみたいなのから、ワインレッド、ちょっとピンクっぽいの、色んな赤があって。そういうのがグラデーションになってる色鉛筆を与えて絵を描かせるとすごい子になるって聞いたんだよね」
一同「へぇ~」
レイジ「小っちゃい子は本当に天才だから絵とか捨てないで取っておいたほうがいいんだよ。でも女子って断捨離系が多いよね」
bomi「うん、私もそうだもん」
レイジ「俺、小学生の時、親にトマトを食べないとテレビ見せないって言われたから口に含んで『ごちそうさま!』って自分の部屋に行って小瓶に吐いて、その中に水入れてたのね。そのトマトを今でも持ってる」
bomi「えっ! 大丈夫なの、そのトマト?」
レイジ「大丈夫。ちょーキレイ。臭いもしない」
bomi「そんなの初めて聞いた! 男の人ってそうなのかな。私は断捨離しちゃうけど捨てるなら買うなとか言われる」
レイジ「買って着なかった物をその場で捨てちゃうとそれまでだけど、何年後かにその良さがわかった時にめっちゃ効力を発揮するから捨てない。いつか追いつくんだもん」
bomi「やっぱりポジティブだよね、基本的に」
レイジ「(アプリでサンプリングした音で)『ポジティブ!』」
bomi「なんでやねん!」