第63回ベルリン国際映画祭で、金熊賞と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞したルーマニア映画『私の、息子』が公開中。
監督の実体験をもとに、子離れできない母親と自律できない息子の苦悩と愛情を描いた本作。
30歳を過ぎても自立できずにいる息子・バルブに不満を抱きつつも、彼のことが気がかりで仕方がない母・コルネリア。そんなある日、バルブが自動車事故を起こし、他人の子どもを死なせてしまう。愛する息子を守るため、母は自らの財力とコネを使って奔走する。しかし、バルブは母の干渉を激しく拒絶し、自分の殻に閉じこもってしまう――。
本作が生まれたルーマニアは、“映画新興国”としても昨今、注目を浴びている。今後の新作にもアンテナを張りつつ、ルーマニアに初のベルリン映画祭最高賞をもたらした本作は、今のうちにぜひチェックしておきたい!
私の息子
監督:カリン・ペーター・ネッツアー
脚本:ラズヴァン・ラドゥレスク
出演:ルミニツァ・ゲオルギウ、ボグダン・ドゥミトラケ、イリンカ・ゴヤ、ナターシャ・ラーブ、フロリン・ザムフィレスク、ヴラド・イヴァノフ
(2013年/ルーマニア)
公開中
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