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アヴちゃん(女王蜂)「デートはライトに」Vol.4 ゲスト:岩崎太整 妖精の家編

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16:50 前川國男邸

岩崎「この家いいよなあ。仕事はかどりそう」

アヴちゃん「はかどるか、全くやらなくなるかよね」

岩崎「確かに(笑)。アヴちゃんは頼まれて作詞することに抵抗あるほう? それとも全くない?」

アヴちゃん「むしろやってみたい。女王蜂がない状態でやるのは痛みがあるかもしれないけど、ある状態でやるのは大丈夫」

岩崎「女性のほうがそうなんだよね。男の方が湿っぽいから嫌がったりする」

アヴちゃん「女は生まれつき作家なのかもしれない。顔もセルフプロデュースだし」

岩崎「男はどうしても自意識が強いからね」

アヴちゃん「女の残酷さに男は太刀打ちできないよ。優しいのは断然男なんだけど、狡い」

岩崎「男は物語みたいなものを追うから。男は自分の物語に酔うんだと思うんだけど、女の人はそんなの関係ないよね。あれをやったからこうでって考えて、ナヨナヨと後ろに戻れるんだけど、女の人は戻らない」

アヴちゃん「命、張ってるからね」

岩崎「理屈が全く通じないと思うことが時々ある。でもそれは止めちゃいけないし、止まらないからこそ良いというか。男は女々しい責任感があるから体裁取り繕ってなんとかやるんだけど、女の人はそれで作品毎なくなる危険性があったとしてもやるよね。基本的に、性別逆なんだと思う。女々しさって実は男の特権なのかもしれない」

アヴちゃん「女々しさは命綱なのよ。女って命知らずだなって思うんだよね。でも男の人は首に立派な命綱をつけてる。私の新曲にね、『今夜あなただけを独占化 首には立派な命綱』って歌詞があって。女は男を独占するために命綱なしで飛び込むんだけど、男の人はしっかり命綱をつけてるっていう曲なの」

岩崎「本当にその通りだと思うよ」

アヴちゃん「『白夜行』とかうらやましいもん。女が命綱つけてて男が飛び込むと、女は悪女って言われるんだけど、逆の場合は男が優しいってだけで済まされる」

 

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