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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.4 YO-KING(真心ブラザーズ)×オカモトショウ 後編


ーお二方ともほぼセルフプロデュース同士だから、そういう所も話せるし、通じ合えますよね。

ショウ「音楽好きとしてはセルフプロデュースやりたいですよね」

YO-KING「レコーディングって楽しいでしょ?」

ショウ「楽しいです」

YO-KING「だったらこうしたいああしたいっていうのをなるべく現実化したいじゃん」

ーああ、関わる人が増えてくるとそれがぼやけてしまうと。

YO-KING「そう、ヴィジョンが見えてるからね。やりたいことをやったほうが個性が出るから。やりたいことをやり抜くと、変な音になるの。それはいい意味で言うと、フックとかさ、なんじゃこれ、みたいな曲が出来たりするの。なんだっけ、あのOKAMOTO’Sのナイアガラサウンドの曲、”虹”だっけ? あれ、変じゃん(笑)」

ショウ「変ですよね(笑)。やりたいことやるよ、みたいな」

YO-KING「俺も前のアルバムでやったんだよね。フィル・スペクターをやりたいと思ってやったんだけど、自分では凄くいい経験になったし、未だに自分でも聴く。俺、移動中に自分の曲をかけるわけ。いいねえって(笑)。もうすごい沢山曲があるから忘れてたりもするし。あと、このドラムはあのスタジオであのエンジニアだったなとか。ここ直しておけばよかったとか、直さなくてよかったかなとかもあるのよ。俺はうまいばかりじゃないほうが好きなの。移動中あまり寝れないから、そういういろんなことを考えると時間がつぶれるし。デモテープとかもすごい聴くのよ」

ショウ「俺も聴きます!」

YO-KING「あはははは! なんだ、すごい自分好きじゃん!」

ショウ「メンバーにびっくりされるんですよ。『自分の曲、聴くの!?』って。そっか、自分好きだったんだ」

YO-KING「自分好きだよ。自分好きにならなきゃ」

ショウ「ようやくなってきたってことなのかもしれない」

YO-KING「自分を好きにならないと、人からも評価されないしね。“I’M SO GREAT!”ってそういう曲なのよ。まず自分で自分を褒めると、なぜか人から褒められるようになるっていう」

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