OKAMOTO’Sのメンバーが友人はもちろん、憧れのアーティストなどをゲストに迎える対談企画第4弾は、ヴォーカルのオカモトショウが慕う真心ブラザーズのYO-KINGが登場。シンガーソングライター同士ならではの創作の秘訣、バンドのあり方などについて、笑いの中にも金言が光る対談を繰り広げた。
これからは聴いた人の肩が軽くなるような曲を作りたい
(中編より続き)
—しかし真心は当時からジャンルわけしにくかったですよね。どこのジャンルにも片足は見えるんだけど、両足じゃないみたいな。
YO-KING「そうだねえ、怪しかったよねえ。渋谷系にも入れてもらえないし、結構浮いてたよ」
—それがある意味損でもあり、得でもありという。さっきおっしゃってた解釈の拡大っていうそのままのような、自由で異色な存在でした。
YO-KING「なんでもできるというかね」
ショウ「俺らも既に今の流行からは違うところにいるんですよ。だからこのまま突き進んでいきます。実はKINGが言うほど広げる気はなかったんですよ。さっきのレイジがMPC(AKAIのサンプラー)で自分で歌ってる感じとかいいんじゃないかっていうのは考えたことなかったら、ああそうかと思って。そういうのもいいですね」
YO-KING「一度行くところまで行っちゃってね」
—すごくいろんなことやってるんだけど、どれを聴いてもやっぱり真心は真心だとわかるように、OKAMOTO’Sもそうなるといいですよね。
ショウ「そういうのって自然に出来るものなんですか?」
YO-KING「出来るんじゃない? あんまり考えないで自然にやっていけば」
ショウ「それ、大事ですね」