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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.4 YO-KING(真心ブラザーズ)×オカモトショウ 中編


—YO-KINGさんも急に出来るようになったっておっしゃってましたが、そういう変化のタイミングがあったことですよね。 YO-KING「変えようと意識はしてないけど、1年ぶりくらいに会った人からは変わったと思われるタイミングはあった」
—やはり4枚目(『善意の第三者』)から5枚目(『KING OF ROCK』)のタイミングですか? YO-KING「そう。あの頃って2年くらいアルバムを出してなくて、合間にベストを出して、スタッフも一新したんだよね。間に1枚あれば繋がりがあるんだろうけど、急に『KING OF ROCK』になったからみんなびっくりしちゃって。俺は坊主になって、ナイキを履き出してるし(笑)」
ショウ「(歌いながら)『だるいカンジ』って、だいぶ違いますよね(笑)」
YO-KING「いつの間にかなってたんだよ。俺はなにか迷ったら、これは5年後10年後にもできるけど、こっちは今だけかもなっていうほうを取るようにしてきてて、あの時も当時やりたいことをやっただけなんだよね」
ショウ「ああ、そういう選び方なんですね」
YO-KING「だから逆に言えば、今はできないなって曲も沢山ある。恥ずかしいとかもあるし、体力的なものもあるし(笑)、あそこまでテンション上げらんないよっていう」
ショウ「“スピード”とかすごいテンションですもんね」

—確かに、あれを聴いた時ビースティがフラッシュバックしました。 YO-KING「当時はビースティとレッチリとレイジ(・アゲインスト・ザ・マシーン)、その辺ズブズブだったから。フィッシュボーンも好きだったし、スイサイダル・テンデンシーズも大好きだった。ヴォーカルのマイク・ミューアがやってたサイドバンドでインフェクシャス・グルーヴスっていうのもすごいファンクでカッコいいの」
ショウ「え、聴いてみたいです」
YO-KING「ぜひ聴いてみて。すごいカッコいいよ」
ショウ「俺は真心のビースティ要素と、もうちょっとスライ&ザ・ファミリーストーンとか、金管的なパンクなところから来てる感じがすごい好きなんですよ。その組み合わせがカッコいいなって」

(後編へ続く)

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