—だから最初の出会いは覚えてない、いつの間にか身内のようになっていたと。
ショウ「しかも俺は先輩たちの中でもKINGには特に重要な言葉をね、もらってるんですよ」
YO-KING「そうでしょう〜、そう思うそう思う」
—出た、I’M SO GREAT!(笑)。
ショウ「(笑)。KINGが覚えてるかわからないですけど、一度大阪城ホールで、俺らがいろんなミュージシャンとセッションバンドをやった時があって。大阪在住のDJマーキーさんの還暦祝いだったんですけど」
YO-KING「OKAMOTO’Sはそういう大変な仕事も沢山やってて、それもエラいと思う。(レイジのモノマネしながら)やっぱりコミュ力があ、高いから〜(笑)、そういう依頼も沢山きちゃうんだよね」
ショウ「俺らも音楽好きだからああいう機会でいろんな人のカバーするのが楽しくて。でも普通にバンドやってたら、『今月は人の曲何曲覚えてる?』って会話ないですよね(笑)。まあ、その時もムッシュかまやつさんとYO-KINGのお2人と一緒にやって。最後の大打ち上げでKINGと話してたんです。KINGは俺たちのアルバムが出たらいつも聴いてくれて、『よかったよ』と言ってくれるし、ライヴが終わった安堵感もあって、ちょっと相談というか愚痴ったんです」
YO-KING「あったねえ」
ショウ「ちょうどセルフタイトルのアルバムを作ろうという時で、一番自分が滅入ってた時期で。バンドの中での立ち位置というか、ヴォーカリストとしてどうやっていったらいいんですかねえって話をして。その時は自分のキャラというか、性格自体も損してる気がしてたんですよ。もっとリーダー的な感じでいったほうがいいのかなって。そしたらKINGが『いや、ショウはそのままでいったほうが得すると思うよ』って言ってくれたんです」
YO-KING「へえ〜」
ーいや、その相槌ちがいますよ。
ショウ「(笑)。『だってOKAMOTO’Sはあとはヒット曲を一発作れたら完璧でしょ。だからショウはそのままでいった方がいいよ』って言ってくれて、すごくホッとしたし、嬉しかったんです……って、普通にいい話しちゃいましたけど」
—自分を肯定してもらえたってことですよね。
ショウ「そうです」
YO-KING「話したことは覚えてる。やや真面目なことを話したなって」
ショウ「俺、やや真面目な話をしがちなんですよ(笑)」
(中編へ続く)