VACANT(東京・原宿)では5周年を記念して「Les Chroniques Purple 」の書籍の刊行及び、5月3日(土)〜16日(金)の期間、 展覧会を開催。
1992年にインディペンデント雑誌の先駆けである『 Purple Prose』をオリヴィエ・ザーム(現Purple Fashion編集長)と共に創刊した編集者、エレン・ フライス。その後も『Purple』、『Hélène』、『 The Purple Journal』など、 アートとファッションを中心とした個人出版の雑誌をつくり続けて きた。
画廊を営む両親の元に育ち、 幼い頃からアートに親しんだエレンの自由な発想は、 アートの精神を背景に持つ自由なファッションマガジンを生み出し た。 インディペンデント出版が現在の日本でもひとつのムーブメントと なるほど、『Purple』 がつくった波紋は今では世界中に広がっている。
近年、育児を中心とした生活を送っていたエレンが、 2013年元旦よりスタートした自らが主催するウェブサイト『 Les Chroniques Purple』では、 エレン自ら綴るエッセイや世界各国から寄せられたアーティスト達 の作品を通して、 彼女がこれまで築いてきた世界観や世界中のクリエイターとの密接 なつながりを、エレン自身の伝記(クロニクル) として表現している。
今回、VACANTとのコラボレーションにより、『Les Chroniques Purple』より厳選された記事群を日/ 英バイリンガルで書籍化するのと共に、 本誌掲載作品を展覧会にて公開。
世代を代表する編集者のスリリングな最新プロジェクトをこの機会 に是非。