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未知のビートを求め、既存の概念を超越するSIMI LAB(後編)

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ー今作にどんな部分をプラスしてくれたと思いますか? 

MARIA「“Dawn”という曲なんですけど、ラップとか全て完成している段階で、菊地さんに参加してもらって。サックスを吹いているところを見たんだけど、セクシーさが加わったというか。ビートって展開もあるけど、生演奏じゃないので、自由な要素が少ない。でもラップはいくらでもできるんです。そしたら菊地さんがそのラップを聴いて、思う音階を出してくれて。“Come To The Throne”という生音っぽい壮大な曲があるんですけど、やっぱりそこでも生じゃないから自由さを出すのにも限界があると感じてたんだけど、それを1曲通して全部違う感じで描いてくれた」

DyyPRIDE「菊地さんのを聴いて思ったのが、ビートとして入れてもらったというよりも、フロウを入れてもらった感じがある。俺らの歌詞とフロウがばっちりマッチしているなって。それはすごく不思議でしたね。知識もすごいけど、センスというか、理屈で説明できない部分も備わっているんです。だって勉強するだけなら誰でもできるから。それに及ばないところがあると思うんです」

ー今後もコラボで作品を作ってみたいですか?

MARIA「思いますね。今までやってきて、生音でやる機会があまりなかったし。やっぱり生音に憧れているところがあるので。また新しいものができたらいいですね」

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